あなたのマンションは民泊OK? 想定されるトラブルは…

J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。2月7日(水)のオンエアでは、マンションにおける「民泊問題」にフォーカスしました。

2018年6月から施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)。マンションで民泊を可能にするのか、禁止にするのかの期限が、3月15日に迫っています。なにもしないままこの期限を過ぎると民泊が可能になってしまい、その後、禁止にすることが難しくなるそうです。

民泊問題に詳しい、日本橋くるみ行政書士事務所の行政書士・石井くるみさんは、分譲・賃貸を含めた今のマンションの問題点を、こう話しました。

「宿泊料を得て人を宿泊させる営業は旅館業に該当しますので、本来であれば旅館業の許可が必要です。しかし、最近は民泊仲介サイトが登場して、無許可の民泊がものすごく増えています。中でも、マンションのような人と人との距離が近い建物では、近隣住民のトラブルが問題になりやすいんです」(石井さん、以下同)

特に分譲マンションは、深夜の騒音やゴミ出しなどのマナー、オートロックがあるにもかかわらず見知らぬ人が出入りするという治安面の不安が問題点となります。また、プールなど住民の共有施設を民泊した人が勝手に使うことで不公平感が生まれる……といったこともあるでしょう。

こういった問題を防ぐために、マンションにおける民泊新法が重要になるといいます。2017年8月以前のマンションの管理規約には、民泊が可能か禁止かが明確に記されていないため、その規約のまま3月15日を過ぎると、自動的に民泊が可能となってしまうそうです。その後、民泊が可能になった状況を、マンションの規約で禁止にすることは難しくなるため、施行までに規約を住民たちで再考することがとても大切とのこと。

東京オリンピックに向けて、どんどん需要が高くなっていく民泊。民泊をおこなう側の注意点について「民泊を長期継続的に運営していくためには、周りの人の関係性が重要になります。宿泊者や近隣住民がイヤな目にあわないことも、民泊の満足度につながると思います」とアドバイスしていました。

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【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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