挑戦し続けるU2の新作、発売日に何かが起こる!?

J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」。11月27日(月)のオンエアでは、お休みの寺岡歩美の代わりを三原勇希が担当。サッシャと2人でナビゲーターを務めました。

そんな「STEP ONE」のワンコーナー「MUSIC +1」では、12月1日(金)にリリースされるU2のニューアルバム「Songs of Experience」を特集しました。

これはU2の14枚目のアルバムとなります。今年は、名盤「The Joshua Tree」のリリースから30周年。そのツアーなど多忙だったU2ですが、新作もリリース! 音楽評論家の新谷洋子さんはU2について「失敗を恐れないバンド。それまでアイルランド出身の大物バンドなんていなかったわけですが、小さな国から『アメリカを征服してやろう』と出ていって、実際に世界最大のロックバンドになって30年以上経つわけです。真っ直ぐな野心があって、常に『もっと聴いて欲しい』『届けたい』という気持ちをもっている。ロックの求心力が低下している中でも、若い時と同じくらいの野心で、誰も試みていない実験をして、時には失敗もするけれど、そういうことも恐れない純粋さに惹かれるものがあります」とその魅力について語ってくれました。

前作「Songs of Innocence」は、プロモーションの一環としてアップルと組んで、5億人のアカウントに自動でアルバムをプレゼントするというものがありましたが、「勝手に送られても困る」など議論を呼んで、ボーカルのボノが謝罪するまでに発展しました。しかしこのように、前代未聞の挑戦を常に続けているのがU2というバンドです。

さて、今回の発売日である12月1日は「世界エイズデー」。ボノはHIV支援団体REDの設立者でもあるので、発売日に何らかの仕掛けがあるかもしれません。

そんなアルバム「Songs of Experience」は、タイトルからも分かる通り、前作との2部作。イギリスの18世紀の詩人ウィリアム・ブレイクの「無垢と経験の歌」からインスパイアされた作品で、前作は自分たちの青春時代の体験や当時触れた音楽にちなんだ作品となっていました。今回は大人になってからの気持ちを歌った内容になっているそうです。

ジャケットも非常にユニークで、前作はドラムのラリーが自身の息子に抱きついている構図で、今回は、ボノの息子と、ギターのザ・エッジの娘が手を繋いでいる構図。ザ・エッジの娘の方は兵士がかぶるヘルメットを着用しており、かつてリリースされたU2のベスト盤を想起させます。

実はこのアルバムのリリースは、3年以上遅れたのだそう。その理由は、イギリスのEU離脱、トランプ政権の誕生など世界情勢の変化。ボノはそれらを新作に反映させなければと曲を書いたそうで、歌詞でボノがどのような回答を出しているかにも注目です。

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【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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