宇多田ヒカル、未だ破られていない記録とは?

J-WAVEで放送中の番組「SONAR MUSIC」(ナビゲーター:藤田琢己)。11月27日(月)のオンエアはemmaとのコンビでお送りしました。

ここでは、注目の新譜・いま聴くべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりのトピックスを木曜までの4日間かけて掘り下げていく「FEATURE TOPICS」のコーナーを紹介します。今週ピックアップするアーティストは、12月8日(金)に新曲「あなた」をリリース、9日(土)には初の歌詞集『宇多田ヒカルの言葉』を出版する宇多田ヒカル!

emmaが宇多田さんの曲を初めて聴いたのは、1999年のドラマ「魔女の条件」の主題歌にもなった「First Love」。再放送で見ていたそうです。

1983年1月19日、米ニューヨークで音楽プロデューサー・宇多田照實さんと、演歌歌手・藤圭子さんの元に生まれた宇多田さん。幼少期は日本とニューヨークを行き来する生活を送ります。音楽一家に生まれた宇多田さんは、9歳の時に両親と共に「U3」というユニットを結成し歌手デビュー。それをきっかけに自身も曲作りを始め、その後1995年には「cubic U」という名義で海外活動をスタートします。

「宇多田ヒカルとして日本で活動する前から海外で活動してたんですね。知らなかったです。しかも9歳…若いッ!」とemma。emmaが9歳の頃は北海道で走り回っていたそうで、自分との違いに驚いていました(笑)。

1997年にcubic U名義でリリースしたアルバム「Precious」は、あのレニー・クラヴィッツからも高い評価を得たそうです。そんな流れでその年の秋、東京でレコーディングをしていた際、プロデューサーの目に止まって、翌年、15歳の時に「Automatic」で日本デビュー。衝撃的なデビューでした!

「印象的なのはミュージックビデオ。みんな、真似したよね。黄色い1人掛けのソファに座った赤いタートルネックのセーターの宇多田さんが、腰を曲げてゆらゆら踊る姿が衝撃的でした。そして本格的なサウンド。彼女が歌わされてるんじゃなくて、すでに自分自身でメッセージングしている。15歳で!」(藤田)

両親の経歴を全面に出してデビューしたわけではなく、当時のプロモーションはラジオ出演のみ。歌とサウンドへの絶対的な自信のみで勝負したのです。

そして、1999年3月にリリースされた1stアルバム「First Love」は765万枚の売り上げを記録、CDセールスの日本記録を樹立。未だこの記録は破られていません。

「しかもそれを、デビュー3ヶ月後に成し遂げたってことですよね…。今の時代はネットが普及しているから、音楽の伝わる速度が速いっていうのはわかるんですけど、90年代後半でこの記録を打ち立てるのはすごいですよね。ちょっと考えられなというか、スゴすぎます!」(emma)

今ではR&Bというジャンルは日本でも浸透していますが、それは宇多田さんの功績が大きかったのではないでしょうか。次回29日(火)のオンエアでは、宇多田さんの2010年の「人間活動への専念」までを紹介します。ぜひ続けてチェックしてください!

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【番組情報】
番組名:「SONAR MUSIC」
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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