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あの名監督が映画界復帰! その理由は…?

あの名監督が映画界復帰! その理由は…?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。11月16日(木)のオンエアでは、スティーブン・ソダーバーグ監督にお話を伺いました。

1989年に「セックスと嘘とビデオテープ」でカンヌ映画祭のパルムドールを受賞し、「トラフィック」ではアカデミー賞を受賞。そのほか「エリン・ブロコビッチ」、「オーシャンズ11」シリーズなど、ヒット作を手がけてきたソダーバーグ監督。4年前に映画界から引退して、テレビの世界へフィールドを移しましたが、そこでもエミー賞にノミネートされるなど、大活躍中です。

そんなソダーバーグ監督が今作品でなんと映画界に復帰! その作品が11月18日(土)から劇場公開される映画「ローガン・ラッキー」です。「オーシャンズ11」シリーズの弟分とも言える痛快クライムエンターテインメント作品なのだとか。

ソダーバーグ監督が映画にする作品は、直感的に決めるのだそう。内容を読んで、その場で画が見えるかどうかで判断するのだとか。画が見えないもの、ワクワクしないものは「自分がやるべきではない」と思うそうです。

今回の「ローガン・ラッキー」については、「すぐに自分がやるべきプロジェクトだと感じた」とソダーバーグ監督。「引退宣言から2年経っていて、『もし自分たちで製作、配給できなければ辞めよう』と思ってたけれど、会社を立ち上げ、自分たちで作れたのでラッキーだったよ」と振り返りました。

キャスティングについても、スケジュールが合わなければ、「その人ではない運命」という判断するそうですが、今回はチャニング・テイタムさん、ダニエル・クレイグさん、アダム・ドライバーさん、ライリー・キーオさんなど、思い描いた通りのキャストで実現できたとのこと。どの役者もこれまでに見たことのない役どころを演じています。

オンエアでは役作りの指導についても伺いました。

今回、セス・マクファーレンさんに対して「とにかくスクリーンに出てきた瞬間に観客が“嫌なヤツ”と細胞レベルで感じるような、嫌味なヤツにして欲しい」とだけオーダーしたそう。これにセス・マクファーレンさんは、イギリス訛りにする提案をしてきたのだとか。他にもダニエル・クエイグさんは自分で金髪でカラーリングしてきたり…と、役者の自主性が生きているよう。ソダーバーグ監督は「それぞれが素晴らしいアイディアで役どころを演じてくれた」と語りました。

「10時間とか7時間半とか、長い時間で物語をつくるドラマと違い、2時間のタイムフレームを貴重に感じた」とソダーバーグ監督。キャストとスタッフとのやり取りの中で映画の楽しさを改めて感じて、映画製作を続ける方向に気持ちがシフトしているそうです。

最後に、「『ローガン・ラッキー』は、キャラクターたちが行動することで未来が変えられるというポジティブなメッセージが込められています。ローガン一家が“呪い”と信じている部分を振り払って行動する部分が、自分も好きなところ。決して“強盗しましょう”とか、“カーレースしましょう”とか、そういうメッセージじゃないからね(笑)」と話していました(笑)。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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