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「空気の要らないタイヤ」の時代がやってくる!?

「空気の要らないタイヤ」の時代がやってくる!?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。ついに、空気の要らないタイヤが開発されました。そこで、10月4日(水)のオンエアでは、東洋ゴム工業株式会社の柏原直人さんをお迎えしました。

この度開発されたのは「noair(ノアイア)」というタイヤです。空気が要らないエアレスタイヤで、自動車が進化していけばタイヤも変わる…ということで、未来の車を想像すると、どのような可能性があるのかを10年以上前から議論してきたそうです。

「電気自動車が当たり前になると、ガソリンスタンドに行くことが少なくなり、ドライバーが車に対してメンテナンスをあまりしなくなると予想されます。さらに、街乗りの電動モビリティのような車が登場すると、高齢者や女性も気軽に車に乗れる機会が増えてきます。タイヤは空気が入っていて当たり前ですが、空気圧は減っていくため、定期的に空気を入れる必要があるんです。それと同時に、空気を入れているからこそパンクやバーストといったアクシデントが起こります。そこで、空気のことを気にせずに安心できるタイヤが必要になるんじゃないか、と思ったんです」(柏原さん)

エアレスタイヤは、路面と接している部分はゴムを使用していますが、従来空気が入っている部分は異なります。

「従来のタイヤは空気でタイヤの荷重を支えることができますが、これは自転車に使われるスポークを樹脂で合成して車用にして、リングの中には強度を高める素材を入れて、車の荷重をしっかりと支えるようにしています」とのことでした。ガタガタした道でも快適に走れるように開発されているそうです。

発想のヒントになったのは折りたたみの椅子だったそう。「折り畳みの椅子はX型にすることで、荷重がかかってもしっかりと支えることができるんです」と柏原さん。今の車についている全てのタイヤが、エアレスタイヤに置き換えられるのは難しいそうですが、柏原さんは「今の常識が未来の常識であるとは限らないと思うんです。今後はパンクのない車が当たり前になるかもしれないし、メンテナンスフリーのニーズが広がれば、エアレスタイヤが将来、商品化される可能性はあるんじゃないか、と考えています」と語りました。

ちなみに、エアレスタイヤには様々な技術が活用されていて、60から70もの特許が使われているとか。今後も耐久力や乗り心地などの改善が行われるそうです。タイヤの色は、黒以外のカラーリングも可能だそうで、将来は街がカラフルになるかもしれませんね!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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