いきものがかり・水野が大好きなYUKIを6曲選&解説

J-WAVEでオンエア中の「SONAR MUSIC」（ナビゲーター：藤田琢己）。木曜はいきものがかりの水野良樹とお送りしています。8月31日（木）オンエアの水野の選曲コーナーでは、YUKIを特集しました。

◯JUDY AND MARY「そばかす」
「今改めて聴いてみると、予想以上に音数が少ないんです…かろうじて、エレキが少しダビングしてるかな、と思うぐらいで。TAKUYAさんのエレキもずっとソロギターみたいで、本当に特殊なギタープレイです。まさにこの4人の演奏だから成立していたモンスターバンドだったのかなと思います。彼らをある種の教科書にできたような僕らの世代は、すごく幸せだと思います」（水野、以下略）

◯YUKI「卒業」
「斉藤由貴さんのカバーです。YUKIさんがカバー曲を歌っているのは珍しいし、YUKIさんが『卒業』を歌うと、YUKIさんのものになっているように聞こえます。10代の淡い恋の物語だけど、YUKIさん独特の”品のある色気”が、カバーした歌でも表れているところが素晴らしいと思います」

◯YUKI「ドラマチック」
「いきものがかりのデビュー前の育成期間に、この曲をよく聞いてました。先輩であるYUKIさんの制作にかける熱量について教えてもらいまして、『お前らも頑張らないでどうするんだ！』って発破をかけてもらったのを覚えています」　

◯YUKI「プリズム」
「この曲が好きな理由についてよく考えるんですけど、空気を感じるというか、空が見えるというか、音楽でしか表現できない、言語化できないある感覚を呼び起こしてくれるようなものが、ここにあるような気がするんです。まさに、この歌でしか見えない景色がある気がします」

◯YUKI「うれしくって抱きあうよ」
「サウンドも歌も素晴らしいんですけど、タイトルの、これ以上にない素晴らしさ。タイトルによってどれほどの飛距離があるのか、決まるような気がしていて…『うれしくって抱きあうよ』はタイトルが開いてるから、ここからイマジネーションが広がっていく気がします。感情の前と後ろを、聞き手に想像させる広いタイトルだと思います」

◯YUKI「JOY」
「デビュ－直前にYUKIさんのライブを見させて頂いたんですけど、あまりにもすごいライブで、いきものがかりのデビュー前ということもあって、僕は普通のお客さんと同じように見てしまってたんです。僕が『こんな人たちと肩を並べるなんて無理』とポロっと言ってしまって、吉岡に『今から自分たちも同じ世界に入るんだから、気持ちを張らないと！』と、すごく怒られたのを覚えてます。でも、彼女は偉かったなって思います」

と、貴重な話まで飛び出しました。リスナーからも「大人になって、改めて聴くと歌詞の意味がより分かる」といったコメントが寄せられ、水野は「自分の中で曲が生まれ変わっていくところが、非常に面白いですよね」と語りました。

■今回のオンエア曲
LANY「The Breakup」
chelmico「Honey Bunny」
Maroon 5 feat. SZA「What Lovers Do」
TENDOUJI「Get Up!!」
TENDOUJI「Parasite」
Mount Kimbie performing「Delta」
リーガルリリー「トランジスタラジオ」
Declan McKenna「Why Do You Feel So Down」
GRAPEVINE「Chain」
YUKI「JOY」
RIZE「TKC」
ハチ feat. 初音ミク「砂の惑星」
MONO NO AWARE「井戸育ち」
teto「9月になること」

【番組情報】
番組名：「SONAR MUSIC」
放送日時：月・火・水・木曜 23時30分－25時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/