伊武雅刀、怒号が飛んだスネークマンショー秘話

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。7月12日(水)のオンエアでは、俳優、伊武雅刀さんをゲストにお迎えしました。

芸能活動50周年。俳優という職業を「限界のない仕事。常に“やり足りない”反省と“やった”の繰り返し」と言う伊武さん。2015年ですでに出演作品100作を超えていたそうですが「脇役だから100作。新しい役作りが新鮮で、一番嫌なのは1年間のレギュラー。飽きちゃうから…と言いつつ、仕事が来ればやるんですけどね(笑)」(伊武さん、以下同)

伊武さんの映像デビューは17歳、新聞の募集で見た「中学生日記」の元になる作品「高校生時代」のオーディションに軽い気持ちで申し込んだら受かったのだそうです。不良役で、実生活も不良だったのでタバコの吸い方も得意だったとか(笑)。

その後、東京で苦労した時期もあったそうですが、ラジオなど声を活かした仕事を経験した伊武さんに、有名な仕事の一つ「スネークマンショー」についても伺いました。

「ラジオで、画期的なものだったんです。桑原茂一という音楽に長けた人がいて、小林克也という英語もDJも声もいい人もいて、音楽的素養はないけど芝居の部分にある程度技量があった伊武の3人が毎週スタジオに集まって、自分たちで台本を書いて、好きな世界でレギュラー化してやったのが、徐々にそれを聴いていたYMOや沢田研二とかが盛り上げて、最後にレコードも出し、武道館でライブもやって…」

スネークマンショーの武道館での公演については、スポンサーの雑誌社が開催した写真展の表彰式のついでに行われたもので、武道館にプールを作って周りに外国人モデルをはべらし、YMOがフォークソングを歌い、スネークマンショーがコントをやるという好き勝手なもので、だんだん怒りだしたお客さんがパンフレットを紙飛行機にしてそこらじゅう飛ばし始め、「帰れー!」など怒号が飛び交う修羅場になり、最終的にはスポンサーも降りてしまった(!)のだとか。

もうスネークマンショーはやらないのですか? という質問には「あの頃の自分たちがやってたことは身近なことだったんですよ。身近なことで面白いことがたくさんあった。でも年取ると、身近なことで面白いことがなくなる(笑)。朝、蓮池の周りを散歩してたって面白いことはない(笑)」と話していました。

番組後半では、伊武さんに脇役の魅力や役割についての芝居論、朝ドラ「べっぴんさん」の百貨店の社長役や、「白い巨塔」の鵜飼役など、味わい深い名脇役が多い伊武さんが役作りで感じていること、さらにこだわりの旅の話題なども話してくれました!

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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