映画通、快楽亭ブラックおすすめの映画

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「Amazon Prime Video ANYTIME, ANYWHERE」。今週(8日~11日)は、落語界きっての日本映画通であり、雑誌「映画秘宝」などで映画愛あふれるコラムをつづっている、快楽亭ブラックさんをお迎えして、連休明けの何となくモヤモヤした気分をふっとばす「スカッとする映画」を紹介していただきました。5月11日(木)のオンエアでは「木枯し紋次郎」に注目しました。

「『木枯し紋次郎』は、テレビで市川崑監督、中村敦夫主演で放映して大ヒットしました。後に映画化されることになりますが、東映のヤクザ映画も頭打ちになってきたため、変わった鉱脈を見つけようと、ヤクザ映画のトップスターである菅原文太に木枯し紋次郎の役をやらせたんです。

菅原文太が時代劇に出演すること自体が珍しいことと、ヤクザ映画は大抵綺麗事なんですけど、『木枯し紋次郎』はリアリズムをモットーとしていて、旅ばかりしているから、着物はボロボロだということでわざと汚く見せてるんです。紋次郎は、いつも長い楊枝を加えていて、いざという時にはプッと吹いて相手を刺します。困っている人に助けを求められても『あっしには関わりのねぇことでござんす』という決めゼリフがあります。そうはいっても、根は親切で、騒動に巻き込まれて助けるんです。

この作品が当たりまして、『木枯し紋次郎 関わりござんせん』が作られました。市原悦子扮する、実のお姉さんと再会して裏切られる紋次郎の悲しさを描いています。機会がありましたら、こちらの作品もぜひご覧ください」(快楽亭ブラックさん)

と解説しました。「木枯し紋次郎」は「Amazon Prime Video」でも楽しめます。なお、8日(月)放送では「網走番外地」、9日(火)は「日本侠客伝」、10日(水)は「昭和残俠伝」を紹介していただきました。翌週は、モデルの古関れんさんが、映像コンテンツをセレクトします。どうぞ、お楽しみに!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時ー9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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