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ラグビー日本代表は「ビジネスの縮図」だった?

ラグビー日本代表は「ビジネスの縮図」だった?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」。今週は、お休み中のナビゲーター・別所哲也に代わり、平井理央と、日替わりゲストナビゲーターの2人体制でお送りしています。3月27日(月)のゲストナビゲーターは、ラグビー日本代表・山田章仁さん。ということで、「MORNING INSIGHT」のコーナーでは、ラグビー界の未来について、山田さんにお話を伺いました。

ワールドカップ2015での日本代表の歴史的勝利について、山田さんはあの頃のエディージャパンは「今のビジネスの縮図」だと振り返ります。その理由は、みんなが「日本代表を強くする!」「ワールドカップで勝ちたい!」と一つの目標に向かい、国籍や人種関係なく一丸となることに長けた集団だったからとのことで、世界をリードする日本としては、今後、社内にそういうチームができていけば、非常に良い国になっていくのではと感じたそうです。

また、スポーツを巡る環境の変化として、文部科学省が全米大学体育協会(NCAA)をモデルにした「日本版NCAA」を創設する方針を打ち出したことについては、「とても嬉しい!」と山田さん。この構想は、大学スポーツを産業化させ、成長させようというものなのですが、山田さんによればその内容は、

1.大学のスポーツチームが活躍すると、大学の名前が知られるようになる
2.その大学に入りたい人が増える
3.生徒が増えると大学の増収になる
4.そのお金で優秀な教授を呼んだり、施設も良くなり、勉強のための最新のものを集めることができる
5.学部にもスポーツチームにもより良い選手が集まり、スポーツだけでなく学校全体の教育レベルも上がる

と、この仕組みが確立されれば国のサポートはいらず、大学が自立でき、スポーツとお金と国、全てが連結して大学スポーツが元気になる期待が膨らむと語りました。またビジネス面でもスポーツで学校の名前が前面に出ることで、OB同士の繋がりや、愛校精神が深まるといったメリットも生まれそうです。

最後に、2019年、日本で開催されるラグビーワールドカップを前に、日本代表にとって今大事なことをお聞きしました。

「前回の大会後、負ける試合の方が多くなってしまっているので、勝つクセを付けること。開催国ということで出場権はありますが、勝つクセをつけないと勝ち方を忘れてしまうし、日本では“(負けても)良い試合をすればいい”という美学みたいなものがありますが、泥くさくしっかり結果にこだわる試合をしたいですね」(山田さん)

4月29日からは「アジアラグビーチャンピオンシップ2017」が開催され、韓国、香港とのホーム・アンド・アウェーの試合が行われるほか、6月にはアイルランド代表、ルーマニア代表、11月にはオーストラリア代表といった強豪国とのテストマッチも控えています。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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