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自閉症の少年が言葉を取り戻すドキュメンタリー映画

自閉症の少年が言葉を取り戻すドキュメンタリー映画

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「WITH」。この番組は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘病しながら、“NO LIMIT, YOUR LIFE.”をスローガンに掲げて活動している武藤将胤がお送りしています。

3月24日(金)のオンエアでは、自閉症で言葉を失った少年と、その家族の奇跡を描いたドキュメンタリー映画「ぼくと魔法の言葉たち」の監督、ロジャー・ロス・ウィリアムズさんをお招きし、話を伺いました。

「ぼくと魔法の言葉たち」は、自閉症により2歳のときに突然言葉を失ったオーウェン君が、ディズニーアニメを通じて徐々に言葉を取り戻し、自立していくまでを追ったドキュメンタリーです。

原作は彼の父親が書いた「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」という著書ですが、実はこちらはオーウェン君自身が「自分を見てほしい、知ってほしい」と発した言葉がきっかけで書かれた本なのだとか。ロジャーさんもこの本と同じく、映画を通してオーウェン君が感じているもの、見ているものを観客に伝えようと試みたそうです。

また、1年間の密着取材の映像のほかに、家族のホームビデオ、さらには3つの手書きアニメーションを組み合わせて一本の作品に作り上げられています。さらに、この作品に感動したディズニー社の許可を得て、作中には数多くのディズニー作品のシーンが登場します。

「ここまでたくさんのディズニーの映画の映像を使わせてもらうのは史上初でした。さらに、ディズニーのキャラクターを他のアニメーション会社の作ったキャラクターとやり取りさせてくれたというのも、史上初でした」(ロジャーさん)

自身もALSと闘っている武藤は、映画の中のオーウェン君を観て「病気も個性だ」と感じることができたと言います。これにはロジャーさんも、「障害というふうに見るのではなく個性だと見るべきだと、強く考えている」と明かしました。オーウェン君と一緒に過ごしたことで、逆にオーウェン君の方が健常者よりも自由なのでは? と思うこともあったそうです。

この「ぼくと魔法の言葉たち」は、4月8日(土)に公開となりますので、気になる方はぜひ劇場に足を運んでみてください!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WITH」
放送日時:毎週金曜 26時30分-27時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/dc4/

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