水曜のカンパネラの振付師、前職をクビになった理由

J-WAVEで放送中の番組「SPARK」(水曜ナビゲーター:水曜日のカンパネラ)。2月8日(水)のオンエアでは「必殺! 仕事人の館」のコーナーに、水曜日のカンパネラの振付を担当している香照音さんが登場しました。

■自我よりも受け取ること

香照音さんは「ラー」や「一休さん」のミュージックビデオに携わっています。まずは、振付の仕事において大切なことの話になりました。

「例えば、CMの場合、監督の要望やクライアントの要望、タレントの要望を兼ね備えないといけなくて、振付師によっては自分のやりたいことをしようとする人もいるけど、私は自我を出すよりは、”受け取る”ということを大事にしています」(香照音さん)

さらに、香照音さんによると、ダンスを形で覚えている人が多いそうで、そのことが気になるようです。

香照音:ダンスの振りに名前が付いてるけど、私はそういうのはあまり知らないんです。でも、私は形よりも感じる事が大事だと思ってます。

コムアイ:手にも表情があって、角度を変えるだけでもカッコよく見えたり、優しく見えたりもするから、実はそっちの方が大事だと思いますよ。あと、ダンサーも教えられたことができればそれで良いんじゃなくて、振付師と自分の体は違うから、自分でアレンジして、気持ちも振りに入れるというか…。

香照音:そうそう。ナイス解釈!

と、ためになる話が飛び出しました。

■悩むんだったら夜よりは朝

そんな香照音さん、実は振付師になるまでに「大物演歌歌手の付き人」「自閉症セラピスト」「アロママッサージ師」「フラワーアレンジメントの講師」「出版社の営業」「病院の事務長代理」などさまざまな仕事に就いてきたそうです。大物演歌歌手の付き人をしたときは、運転中にベンツをぶつけてしまってクビに。アロママッサージ師は、「自分の体を触られるのは苦手なんだけど、人の体を触るんだったら大丈夫かと思ったけど、やっぱりダメだったの(笑)」ということで辞めたそうです…。

コムアイ:やりたい事がハッキリ決められない人が多いと思うんで、ぜひアドバイスをお願いします。

香照音:やりたいか、そうじゃないかを自分自身に問えばいいんじゃない? 私は頑張り屋だから無理をしちゃうの。頑張って続けてると体に影響を及ぼしちゃうから、そこは無理をせずに、まずは自分に聞くことが大事だと思ってるの。 

コムアイ:周りが同じような仕事をしていると、分からなくなっちゃうかもしれないよね。

香照音:「人が言ったから」ではなくて、必ず自分に聞いた方が良いと思う。あと、悩むんだったら朝が良いと思うよ。夜はマイナスのことを考えちゃうから!

そのほか、「SPARK BOX」のコーナーでは、トラックメイカーのケンモチヒデフミも唸る作品を紹介しました!

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【番組情報】
番組名:「SPARK」
放送日時:月・火・水・木曜 25時ー26時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/spark/

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