【連載】やきそばかおるのEar!Ear!Ear!(vol.18)
皆さんは「ワタナベさん最強説」をご存じでしょうか?
「鬼がワタナベさんを怖がっているから、節分の日はワタナベさんだけ豆をまく必要がない」という説です。平安時代、京都を拠点とする鬼が都を荒らしまわっていたところ、非常に強かった渡辺綱(わたなべ の つな)が鬼を退治して以来、鬼はワタナベさんを怖がって、ワタナベ姓の子孫にも近づかなくなったとか。
私はこのことを今まで知らず、今年、知り合いのワタナベさんに教えていただいたのでした。聞いた時は一部の人だけが知っている話という程度に捉えていたのですが、他のワタナベさんも、さらに他のワタナベさんもこの話を知っていて、あるラジオ番組でもワタナベさんがこの話をしていました。いずれのワタナベさんも、毎年2月3日は胸を張って歩くことでしょう。「好きな日にちは?」と聞かれたら「2月3日」と即答しそうです。ひょっとすると、ワタナベさんにあやかるために、平安時代にはこんなことが起きていたかもしれません。
鬼:お前、うまそうだな
渡部:襲う気か!? 俺はこういう者だ(「渡部」と書いた紙を見せる)
鬼:ワタナベだ〜! 逃げろ〜!
IQ200の鬼:待った! そいつは「ワタナベ」じゃなくて「ワタベ」だ!
鬼:そうだったのか! 騙しやがって! やっちまえ〜!
渡部:ひぇ〜〜!
いずれにせよ、雑学は一つでも多く知っているに超したことはありません。とある不動産関連会社のCMで、父親(山口智充さん)が子どもに向かって「マンボウは一度に卵を3億個産むって知ってた?」などの雑学を言うシーンがありますが、日頃から色々なものを見聞きしておくことの大切さを実感します。
ラジオを聴いていて「この人(ナビゲーター)は、詳しいなあ」と思うことがありますが、中でもJ-WAVEで「BEAT PLANET」「American Airlines MUSIC FLIGHT」などの番組を担当しているサッシャさんは、ゲストのことをマメにリサーチしているのがよく分かります。
以前、「BEAT PLANET」(月曜-木曜 11時30分-14時)のゲストに岡崎体育さんが出演した時は、さまざまなミュージックビデオはもちろん、楽曲の歌詞にも目を通し、さらには岡崎さんがその日午前中に出演していたテレビ番組もチェックしていて、それをトークに活かしていました。ゲストによっては「そんなことまで知ってくれてるんですか!」と驚いていることもあります。万が一、トークが苦手なゲストだった場合でも、あらかじめ調べておいた情報でうまくフォローしています。
ちなみに、サッシャさんはイベントのMCをする時はお客さんへのおもてなしを欠かしません。昨年の5月に六本木ヒルズで行われたライブイベント「TOKYO M.A.P.S」では、ライブとライブの間でもお客さんを退屈させないようにトークで盛り上げ、銀座の百貨店で開かれたラジオ公開生放送でも、曲の間にお客さんに積極的に話しかけていました。サッシャさんは遠くからでも居場所が分かるほど背が高いのですが、驚くほど腰は低いのです。
そんなマメなサッシャさん、2月2日(木)の放送ではJ-WAVEにまつわる豆知識を言っていました。
「2017年に発行されるJ-WAVEの『タイムテーブル』は、人気イラストレーター、漫画家の西村ツチカさんが表紙の絵を手がけていらっしゃるんですが、それを毎月集めて12種類並べると、1枚の絵になるそうです」
「ひぇ〜〜! そんな仕掛けがあったのか!」と、西村ツチカさんファンの私。そんな情報は「タイムテーブル」には書かれていないし、初耳でした。SNSを見ると「知らなかった! 欲しいけど、今から1月号は手に入るのかしら…」と書いている人もいました。「タイムテーブル」は一部のCDショップでも手に入るので残っていればいいのですが…。いずれにせよ、「タイムテーブル」を毎月入手するという楽しみが生まれました。サッシャさんに感謝です。
知識を増やすには、日頃からどんな人とどんな会話をしているのか、ということも鍵を握ります。先述のCMに出てくるような子どもは、このまま豆知識を増やしていって頭の良い子に育つかもしれません。私の知り合いで、セレブな家庭に生まれた女性がいるのですが、その方は子どもの頃から、親から世界情勢や経済の話を聞かされて育ったそうです。政治の話はカタそうですが、中にはこんなことを教えている親もいるかもしれません。
■鬼嫁をもつお父さんの場合
親:アメリカには結婚のことを表現したことわざで「ウェディングケーキはこの世で最も危険な食べ物である」っていうのがあるって知ってた?
子:知らなーい!
親:韓国には「水害、火災、悪妻は三大災難」 っていうことわざがあるのって、知ってた?
子:知らなーい! お母さんが鬼なのは分かるけど、もっと楽しいことを教えてよー。
鬼嫁を大人しくさせるためには、ワタナベさんを呼んできた方がよさそうです。
実は、私からもお知らせがあります。LINEのニュース配信サービスで、ラジオに関する記事を配信している都内4つのラジオ局(TBSラジオ、ニッポン放送、TOKYO FM、J-WAVE)。この中で「J-WAVE NEWS」の登録者数が堂々の1位なのです!(2017年2月11日現在)ということは、このコラムもたくさんの方に読まれているということでもあります(私のコラムだけスルーされていなければの話ですが…)。改めまして、読んでくださっている皆様に感謝です。
ただし、掴んだ情報が必ずしも正しいとは限りません。以前、ツイッターに「パネルクイズ アタック25」がパワーアップして「アタック49」にリニューアルされると書かれてあるのを見て、うっかり信じてしまいました。ひょっとして私は騙されやすいタイプなのだろうかと思っていると、ピストン西沢さんがJ-WAVEのご自分の番組でこんなことを言っているのが耳に入ってきました。
「知ってる? サッシャって、身長が2メートル20センチあるんだよ」
さすがに、それには騙されませんよ。
(サッシャさんが背が高いのは事実で、プロフィールによると190センチだそうです。「BEAT PLANET」の公式サイトで149センチのmiwaさんと並んで撮った写真を見ると、生命の神秘すら感じます…)
BEAT PLANET http://www.j-wave.co.jp/original/beatplanet/
American Airlines MUSIC FLIGHT http://www.j-wave.co.jp/original/musicflight/
皆さんは「ワタナベさん最強説」をご存じでしょうか?
「鬼がワタナベさんを怖がっているから、節分の日はワタナベさんだけ豆をまく必要がない」という説です。平安時代、京都を拠点とする鬼が都を荒らしまわっていたところ、非常に強かった渡辺綱(わたなべ の つな)が鬼を退治して以来、鬼はワタナベさんを怖がって、ワタナベ姓の子孫にも近づかなくなったとか。
私はこのことを今まで知らず、今年、知り合いのワタナベさんに教えていただいたのでした。聞いた時は一部の人だけが知っている話という程度に捉えていたのですが、他のワタナベさんも、さらに他のワタナベさんもこの話を知っていて、あるラジオ番組でもワタナベさんがこの話をしていました。いずれのワタナベさんも、毎年2月3日は胸を張って歩くことでしょう。「好きな日にちは?」と聞かれたら「2月3日」と即答しそうです。ひょっとすると、ワタナベさんにあやかるために、平安時代にはこんなことが起きていたかもしれません。
鬼:お前、うまそうだな
渡部:襲う気か!? 俺はこういう者だ(「渡部」と書いた紙を見せる)
鬼:ワタナベだ〜! 逃げろ〜!
IQ200の鬼:待った! そいつは「ワタナベ」じゃなくて「ワタベ」だ!
鬼:そうだったのか! 騙しやがって! やっちまえ〜!
渡部:ひぇ〜〜!
いずれにせよ、雑学は一つでも多く知っているに超したことはありません。とある不動産関連会社のCMで、父親(山口智充さん)が子どもに向かって「マンボウは一度に卵を3億個産むって知ってた?」などの雑学を言うシーンがありますが、日頃から色々なものを見聞きしておくことの大切さを実感します。
ラジオを聴いていて「この人(ナビゲーター)は、詳しいなあ」と思うことがありますが、中でもJ-WAVEで「BEAT PLANET」「American Airlines MUSIC FLIGHT」などの番組を担当しているサッシャさんは、ゲストのことをマメにリサーチしているのがよく分かります。
以前、「BEAT PLANET」(月曜-木曜 11時30分-14時)のゲストに岡崎体育さんが出演した時は、さまざまなミュージックビデオはもちろん、楽曲の歌詞にも目を通し、さらには岡崎さんがその日午前中に出演していたテレビ番組もチェックしていて、それをトークに活かしていました。ゲストによっては「そんなことまで知ってくれてるんですか!」と驚いていることもあります。万が一、トークが苦手なゲストだった場合でも、あらかじめ調べておいた情報でうまくフォローしています。
ちなみに、サッシャさんはイベントのMCをする時はお客さんへのおもてなしを欠かしません。昨年の5月に六本木ヒルズで行われたライブイベント「TOKYO M.A.P.S」では、ライブとライブの間でもお客さんを退屈させないようにトークで盛り上げ、銀座の百貨店で開かれたラジオ公開生放送でも、曲の間にお客さんに積極的に話しかけていました。サッシャさんは遠くからでも居場所が分かるほど背が高いのですが、驚くほど腰は低いのです。
そんなマメなサッシャさん、2月2日(木)の放送ではJ-WAVEにまつわる豆知識を言っていました。
「2017年に発行されるJ-WAVEの『タイムテーブル』は、人気イラストレーター、漫画家の西村ツチカさんが表紙の絵を手がけていらっしゃるんですが、それを毎月集めて12種類並べると、1枚の絵になるそうです」
「ひぇ〜〜! そんな仕掛けがあったのか!」と、西村ツチカさんファンの私。そんな情報は「タイムテーブル」には書かれていないし、初耳でした。SNSを見ると「知らなかった! 欲しいけど、今から1月号は手に入るのかしら…」と書いている人もいました。「タイムテーブル」は一部のCDショップでも手に入るので残っていればいいのですが…。いずれにせよ、「タイムテーブル」を毎月入手するという楽しみが生まれました。サッシャさんに感謝です。
知識を増やすには、日頃からどんな人とどんな会話をしているのか、ということも鍵を握ります。先述のCMに出てくるような子どもは、このまま豆知識を増やしていって頭の良い子に育つかもしれません。私の知り合いで、セレブな家庭に生まれた女性がいるのですが、その方は子どもの頃から、親から世界情勢や経済の話を聞かされて育ったそうです。政治の話はカタそうですが、中にはこんなことを教えている親もいるかもしれません。
■鬼嫁をもつお父さんの場合
親:アメリカには結婚のことを表現したことわざで「ウェディングケーキはこの世で最も危険な食べ物である」っていうのがあるって知ってた?
子:知らなーい!
親:韓国には「水害、火災、悪妻は三大災難」 っていうことわざがあるのって、知ってた?
子:知らなーい! お母さんが鬼なのは分かるけど、もっと楽しいことを教えてよー。
鬼嫁を大人しくさせるためには、ワタナベさんを呼んできた方がよさそうです。
実は、私からもお知らせがあります。LINEのニュース配信サービスで、ラジオに関する記事を配信している都内4つのラジオ局(TBSラジオ、ニッポン放送、TOKYO FM、J-WAVE)。この中で「J-WAVE NEWS」の登録者数が堂々の1位なのです!(2017年2月11日現在)ということは、このコラムもたくさんの方に読まれているということでもあります(私のコラムだけスルーされていなければの話ですが…)。改めまして、読んでくださっている皆様に感謝です。
ただし、掴んだ情報が必ずしも正しいとは限りません。以前、ツイッターに「パネルクイズ アタック25」がパワーアップして「アタック49」にリニューアルされると書かれてあるのを見て、うっかり信じてしまいました。ひょっとして私は騙されやすいタイプなのだろうかと思っていると、ピストン西沢さんがJ-WAVEのご自分の番組でこんなことを言っているのが耳に入ってきました。
「知ってる? サッシャって、身長が2メートル20センチあるんだよ」
さすがに、それには騙されませんよ。
(サッシャさんが背が高いのは事実で、プロフィールによると190センチだそうです。「BEAT PLANET」の公式サイトで149センチのmiwaさんと並んで撮った写真を見ると、生命の神秘すら感じます…)
BEAT PLANET http://www.j-wave.co.jp/original/beatplanet/
American Airlines MUSIC FLIGHT http://www.j-wave.co.jp/original/musicflight/