アコーディオン界のジミヘン「おでんとししゃもが好き」

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。12月21日(水)のオンエアでは、「アコーディオン界のジミヘン」の異名を持つアコーディオニスト、フレデリック・ダヴェリオさんと、ピアニストの越智まどかさんをお迎えし、クリスマスムードを盛り上げる生演奏を披露して頂きました。

フランス・パリを拠点に活躍するフレデリックさんと越智さんのお二人。クリスマスシーズンということで「メリー・クリスマスはフランス語で何ていうの?」という別所の質問に、「joyeux noel(ジュワイユー ノエル)」と教えてくれました。

フレデリックさんの演奏するコンサート・アコーディオンという楽器は、オルガンのような響きで、普通のアコーディオンよりも色彩が豊かで音域も広く、ピッコロからコントラバスまでカバーできることから「1台のオーケストラ」と言われています。ただ、楽器のサイズが大きいので飛行機に乗るときに高くつくのが悩みの種だそうです(笑)。

今年のパリのクリスマスの雰囲気について聞くと、やや自粛ムードではあるものの、クリスマス恒例のもみの木やフォアグラなどが店頭に並ぶ光景は健在とのこと。

2016年もデュオとしてブルターニュ、ノルマンディーなどでフランス各地を周ったというお二人ですが、今年は夏のフェスティバルで野外や修道院といった普段やらないような所で演奏し、さらにデュオ結成7年目でレコーディングしたアルバム「Deux」を発表。「2」を意味するタイトルは、2つの文化を持った2人の音楽家、2つの楽器、白黒の鍵盤、そしてフレデリックさんの白髪と越智さんの黒髪(笑)、といった意味があるそうです。

そんなできたてのアルバムの中から、越智さんとのデュオでラベル作曲「眠れる森の美女」から「パヴァーヌ」という曲、そしてフレデリックさんのソロで「ピエ・ドゥ・ネ」という曲を番組内で披露して頂きました!

他の楽器と違い“アコーディオンとピアノのための曲”は殆どないため、全て、編曲する作業から始めるそうで、その際には自分たちが好きな曲で、楽器が活きる曲選びを心がけているとか。また、同じ鍵盤楽器でも、アコーディオンとピアノは全く違う性格の楽器だと越智さんは言います。ピアノはハンマーで弦を叩く打楽器で、鍵盤を押したときはアクションが大きいけれど音は長く続かず弾いた瞬間から消えていくもろさがあり、一方で、アコーディオンは打鍵した瞬間から音が伸びていくという、ある意味正反対の楽器で、組み合わせとしては理想的なんだそうです。

今回は3週間ほどの日本滞在だというお二人。ちなみにフレデリックさんは、大の日本食好きで、特に好きなのは「おでん」「ししゃも」「温泉たまご」だそうです(笑)。

12月22日(木)には渋谷の「l'atelier by APC」でCD発売記念リサイタルを行うフレデリックさんと越智さん。オンエア時点ではわずかに残席があるとのことでしたので、興味のある方はぜひ問い合わせてみてください♪

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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