J-WAVEで放送中の番組「BEAT PLANET」のワンコーナー「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」(ナビゲーター:亀田誠治)。12月8日(木)のオンエアでは、普段はリスナーからの質問に答えるコーナーを、アーティスト・岡崎体育さんの質問に答えたスペシャル企画「岡崎体育さんからの音楽の疑問」をお届けしました。
「MUSIC VIDEO」が話題となった岡崎体育さん。亀田も「2010年代の電気グルーヴというか、ユーモアとアイディアの塊」と絶賛しているアーティストの一人です。そんな岡崎さんの音楽の疑問は「最近子ども向けアニメのエンディングテーマを担当しているのですが、子ども向けの楽曲で爆発的にヒットする曲の法則はあるのか?」というものでした。
亀田は、子ども向けの曲「およげ! たいやきくん」「だんご3兄弟」「おしりかじり虫」「たらこ・たらこ・たらこ」などのヒット曲に共通するのは「歌詞が一見デンジャラスでナンセンス。でも人生の核心を突いて歌っていること」だと言います。
例えば「およげ! たいやきくん」は、主人公が「たい焼き」だから。もしも、毎日鉄板の上で焼かれて人生が嫌になっちゃうのが「人間」だったら痛すぎます。「だんご3兄弟」もだんごの一家の人生だから楽しめますが、もし普通の一家の話であればプライバシーの侵害です(笑)。「おしりかじり虫」もおしりをかじられるから、子どもたちが興味津々になるわけです。つまり、お説教くさい生真面目ソングは、子どもには受けません。「勉強しなさい」と言われて勉強しないことと一緒とのこと。
さらに亀田は、これらの歌には大きく「2つの法則」があると言います。
まず一つ目は「とにかくリフレインに尽きる」。同じフレーズが繰り返されるのが大切。「だんご・だんご・だんご」「おしりかじり虫」「たらこ・たらこ・たらこ」のように何度も同じ言葉を繰り返しています。これにはポイントがあって、これらの言葉が口ずさみがいがある、口ずさむと気持ちが盛り上がってくる、というのが大事です。
二つめは「短調」。子ども向けのヒットにはマイナー(短調)な曲が多いそうです。マイナーなメロディは古くは民謡から演歌まで、日本人のDNAに染み込んでいるのか、ついつい浪花節のように口ずさんでしまう伝染力があります。これには訳があって、明るい「長調」の曲よりも暗い「短調」の曲の方が情念・情感が込められやすく、呪文のように言葉にフォーカスしやすいのだとか。
この2つの法則を踏まえて楽曲にアニメーションやダンス、振り付けが付けば鉄板です。耳から目から体から、五感を使って子どもたちに直感的にインプットされた曲は、子どもたちの口コミでドンドン広がり、そして大人たちへも広がり…その結果、爆発的なブームやヒットにつながっていくわけです。
最後に亀田は、子ども向けのヒット曲について「実は大人が共感しているんだと思います。歌ったり踊ったりして、子どもたちが夢中になる姿を大人が喜んでいる。デンジャラスなナンセンスを実は大人が一番楽しんでいる」と解説しました。
「子どもが興味津々で、大人も公認になればもう合格」。これが亀田が考える子ども向けヒットのレシピです。よく考えると、子ども向けのヒット曲の多くに共通する法則ばかり。いろいろなキッズソングを思い出させてくれるオンエアとなりました!
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」
放送日時:月・火・水・木曜 13時25分-13時35分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/blog/fmkameda/
「MUSIC VIDEO」が話題となった岡崎体育さん。亀田も「2010年代の電気グルーヴというか、ユーモアとアイディアの塊」と絶賛しているアーティストの一人です。そんな岡崎さんの音楽の疑問は「最近子ども向けアニメのエンディングテーマを担当しているのですが、子ども向けの楽曲で爆発的にヒットする曲の法則はあるのか?」というものでした。
亀田は、子ども向けの曲「およげ! たいやきくん」「だんご3兄弟」「おしりかじり虫」「たらこ・たらこ・たらこ」などのヒット曲に共通するのは「歌詞が一見デンジャラスでナンセンス。でも人生の核心を突いて歌っていること」だと言います。
例えば「およげ! たいやきくん」は、主人公が「たい焼き」だから。もしも、毎日鉄板の上で焼かれて人生が嫌になっちゃうのが「人間」だったら痛すぎます。「だんご3兄弟」もだんごの一家の人生だから楽しめますが、もし普通の一家の話であればプライバシーの侵害です(笑)。「おしりかじり虫」もおしりをかじられるから、子どもたちが興味津々になるわけです。つまり、お説教くさい生真面目ソングは、子どもには受けません。「勉強しなさい」と言われて勉強しないことと一緒とのこと。
さらに亀田は、これらの歌には大きく「2つの法則」があると言います。
まず一つ目は「とにかくリフレインに尽きる」。同じフレーズが繰り返されるのが大切。「だんご・だんご・だんご」「おしりかじり虫」「たらこ・たらこ・たらこ」のように何度も同じ言葉を繰り返しています。これにはポイントがあって、これらの言葉が口ずさみがいがある、口ずさむと気持ちが盛り上がってくる、というのが大事です。
二つめは「短調」。子ども向けのヒットにはマイナー(短調)な曲が多いそうです。マイナーなメロディは古くは民謡から演歌まで、日本人のDNAに染み込んでいるのか、ついつい浪花節のように口ずさんでしまう伝染力があります。これには訳があって、明るい「長調」の曲よりも暗い「短調」の曲の方が情念・情感が込められやすく、呪文のように言葉にフォーカスしやすいのだとか。
この2つの法則を踏まえて楽曲にアニメーションやダンス、振り付けが付けば鉄板です。耳から目から体から、五感を使って子どもたちに直感的にインプットされた曲は、子どもたちの口コミでドンドン広がり、そして大人たちへも広がり…その結果、爆発的なブームやヒットにつながっていくわけです。
最後に亀田は、子ども向けのヒット曲について「実は大人が共感しているんだと思います。歌ったり踊ったりして、子どもたちが夢中になる姿を大人が喜んでいる。デンジャラスなナンセンスを実は大人が一番楽しんでいる」と解説しました。
「子どもが興味津々で、大人も公認になればもう合格」。これが亀田が考える子ども向けヒットのレシピです。よく考えると、子ども向けのヒット曲の多くに共通する法則ばかり。いろいろなキッズソングを思い出させてくれるオンエアとなりました!
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【番組情報】
番組名:「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」
放送日時:月・火・水・木曜 13時25分-13時35分
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