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トランプ候補が猛追撃 投票直前の米大統領戦リポート

トランプ候補が猛追撃 投票直前の米大統領戦リポート

タイムフリー

J-WAVEの番組「~JK RADIO~TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)。11月4日のオンエアでは11月8日(現地時間)に迫ったアメリカ大統領選を前に、海外と回線をつなぎ、最新状況をレポート。ニューヨーク在住のジャーナリスト、津山恵子さんより、最新の世論調査や接戦が予想される地域の様子などを伺いました。

アリゾナからニューメキシコに取材移動中という津山さん。ここへ来て共和党、ドナルド・トランプ候補の追い上げが報道でも伝えられています。

特に両候補の「勝つ確率」について、ニューヨーク・タイムズが10月末までは民主党のヒラリー・クリントン候補の勝率が92%と報じていたのに対して、1週間経った現在は、86%まで大幅に下降。世論調査の支持率でも、国務長官時代の問題でFBIの捜査再開前後で、10ポイント以上差をつけていたものが逆転され、トランプ候補に3ポイントのリードを許してしまいました。各報道機関の平均支持率はクリントン候補が45.6%、トランプ候補が42.3%と拮抗しています。

支持率の差を見る限りでは“接戦”と言われる今回の選挙ですが、どちらの候補が勝つかわらない激戦州は、ノース・カロライナ、フロリダ、オハイオ、アリゾナなど数州に絞られています。大統領選は「いかに選挙人を数多く抱えている州で勝利するか」が鍵。トランプ候補の勝つ確率が14%ということは、つまり、「100回投票すれば14回の確率で勝つ」という見方もできます。

トランプ候補の支持者が彼を支持している最大のポイントは、移民問題に対する政策にあると言われています。不法移民の子どもたちがアメリカ人の税金を使って公教育を受けていることや、安い労働力がアメリカ人たちの雇用を奪っていることを問題視しており、これまでのアメリカのように差別なく人を受け入れるという理念を覆す政策が、多くの支持を集めている一つの理由となっています。

また、国務長官まで務め、経験豊富なクリントン候補の不人気の背景には、根強い“アンチ中央政府、アンチ連邦政府”の存在。さらには、トランプ候補の支持者や保守系メディアが、夫のビル・クリントン元大統領とヒラリー夫妻の「6つのスキャンダル」を繰り返しアピールした結果、クリントン候補への嫌悪感が高まっているのも後半戦にきての「トランプ候補追い上げ」の要因といわれています。

そんな状況の中、津山さんが取材を終えたばかりのアリゾナ州は接戦が予想される地域。そこで演説したクリントン候補は、最後に「愛は憎しみを越える」というメッセージを残したそう。もはや政策などを具体的にアピールする余裕のないまま選挙日を迎えることになる…のかもしれません。

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【番組情報】
番組名:「~JK RADIO~TOKYO UNITED」
放送日時:毎週金曜 6時―11時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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