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「淵に立つ」深田監督語る「カンヌは恐ろしい空間」

「淵に立つ」深田監督語る「カンヌは恐ろしい空間」

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐・山田玲奈)。のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。10月15日のオンエアでは、映画監督の深田晃司さんにお話を伺いました。

深田監督は36歳。現在公開中の映画「淵に立つ」が、カンヌ国際映画祭初出品にして「ある視点」部門で審査員賞を受賞しました。国際的にも注目を集めている深田監督に、映画の街・カンヌでの出会いや撮影現場でのエピソードを伺いました。

カンヌで印象的だった出来事について“スタンディングオベーション”を挙げる深田監督。それを受けたのは初めてだったそうで「あ、これが日本でもよく報道されているスタンディングオベーションか」と思ったそうですが、想像以上に熱気がすごかったそうで…

「終わったときの熱量が高いなと感じて。拍手も全然終わらなくて、逆にこっちは手持ちぶさたになってきて『どういう顔して立っていればいいんだろう』って。最初スタッフと握手して、その後まだ時間が余ってるから、もう一回握手するみたいな感じで(笑)。

そうやって時間を潰すのに困るくらい拍手とかも続いて。でも、恒例なので、まあまあこんなものだと思っていたんですけど、他の作品でいち観客として観て、その後のスタンディングオベーションと比較すると、『淵に立つ』のスタンディングオベーションは、かなり熱があったんだなというのは感じました」(深田監督、以下同)

と、まさに自らの映画の評価を“体感”したエピソードを明かしてくれた深田監督。カンヌ国際映画祭は通常の映画祭と違い、一般客がチケットを買って参加することができません(地元の人は可能)。その環境を「すごいクレイジーな空間だな」と感じたそうです。

「プロデューサーであったり映画監督であったりバイヤーであったり…映画で生きようとしている人、映画を商売にしてる人だけが集まる映画祭でして。だけど映画の業界人だけで一つの街がものすごい賑わいになって1,000~2,000人も入る劇場が毎回満員になるっていう。ちょっと不思議なほど映画熱の高い空間でしたね」

そのため「街自体が映画祭のためにできているよう」と思うほど、映画関係者などと出会うことも多いそうです。深田さんは映画祭で名物となっているバーにいたところ、高齢のフランス人女性に「あんた日本人? アイラブ日本人!」と声をかけられたそう。

名前を尋ねたところ、服の“アニエスベー”というタグを見せられ「私、アニエス・ベーよ」と言われ、なんと実際のデザイナーであるアニエス・ベーご本人だったのだとか! 「恐ろしい空間だと思いましたね…そういう意味でも(笑)」と思い出していました。

そして、浅野忠信さんの衣装に対するこだわりを感じさせられるエピソードも明かしてくれた深田監督。ちなみにこの作品を見た渡辺、山田は「思い出しただけで怖い」「ゾッとする」とコメント。気になった方は劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

さて、10月22日(土)のこのコーナーにはJUJUさんが登場! 「昭和」とCROSSINGしたニューカバーアルバムのリリースを控えたJUJUさんに「昭和」への思い、そして人との絆について伺います。どうぞお楽しみに♪

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【番組情報】
番組名:「RADIO DONUTS」
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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