「雲間から射し込む一条の光」と形容されたオーボエ

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING CLASSIC」。10月10日の「10並び」で始まった今週は、クラシックの世界にまつわる「10」についてお送りしています。2日目の10月11日(火)、クラシックソムリエ協会理事の田中泰さんがセレクトしたのは、モーツァルト「セレナード第10番 K.361 グラン・パルティータ」。

13の管楽器のために書かれたこの作品は、モーツァルトの生涯を描いた映画「アマデウス」の中で、モーツァルトとライバルのサリエリが初めて出会うシーンで使われています。

「“雲間から射し込む一条の光のような”と形容されたオーボエの響きは、まさにモーツァルトならではの美しさです」(田中さん)

そしてコーナーの締めには、今日という日に向き合う力を与えてくれる、瀬戸内寂聴さんのお言葉を紹介しました。今日のお言葉はこちら。

「忘れるということは、良いことでもあり、悪いことでもあります。それを知った上で上手に使い分けて生きていくしかありません」

自分にとって都合の悪いことは全部忘れてしまいたい、とついつい思ってしまいますが、忘れないおかげで人は成長したりすることもありますよね。大事なことは「人間は忘れる生き物」だということを“忘れない”ことなのかもしれません。

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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