蔦谷好位置 ラジオ番組でリスナーに「救われた」

J-WAVEの番組「THE HANGOUT」(木曜担当ナビゲーター:蔦谷好位置)。9月29日のオンエアで、約2年間続いた同番組が最終回を迎えました。

リスナーからは、「音楽の楽しさを知りました」「クラッシックやジャズなど、聴く音楽の幅が広がりました」「音楽関係の仕事に憧れ、夢を実現しました」「この番組をきっかけにギターを始めました」などなど、いつもに増してたくさんのメッセージが寄せられました。

なかでも、蔦谷が「うれしいね」と思わず拍手してしまったのは、31歳の女性から届いたこんなメッセージです。

「以前、人生の3分の1を付き合った彼に振られ、どん底にいたとき、番組で励ましの音楽を募集してくれました。おかげで明日も頑張ろうと思えることができ、音楽の持つ素晴らしさを改めて感じることができました。

その後、お付き合いした方にプロポーズしてもらいました。本当にあの日、皆さまに励ましていただいたおかげで今日があると思います。この番組は私のように、変わるきっかけ、幸せになるきっかけ、いろいろな種をまいてくれたのだと思います」

蔦谷は自分自身もまた、この番組を通して、いい音楽を届けたいという思いでやってきたことが自身の糧にもなったと言います。

「この番組をやることで、僕も新しい音楽、みんなに聴いてもらいたい音楽はないか…といろいろチェックするんですよ。そのことでより知ることができたし、より濃密な2年間になったと思いますね」(蔦谷、以下同)

また、蔦谷は音楽プロデューサーとして煮詰まっていた時期があったそうで、そんなとき、リスナーと双方向性のあるこの番組を通して、“音楽を純粋に楽しむ”という初心に帰ることができたのだそうです。

「ツイッターやメールで、リアルタイムで皆さんと会話をすることで、本当に音楽に希望しかなかった学生時代の気持ちとか、そういうのを思い出させてくれたのが一番でかいですかね。それが救いになったところもあるし、自分の活力になったところもでかいです」

そして、番組内の名物コーナー「SOCIAL RESEARCH」では、音楽活動をする、まだ世に出ていない若者たちをたくさん紹介してきました。このコーナーで紹介した「羊文学」は、この夏、フジロックに出演するなど、あっという間に大躍進。女子大生ラッパー「春ねむり」さんも10月にアルバムをリリース。蔦谷も、彼らの活躍に「この番組の青田買い感はすごいぞ」と、うれしさを隠せません(笑)。

最後に2年間の感謝の気持ちを込めて、蔦谷の作ったトラックに春ねむりさんのラップをのせた、同番組リスナーのためだけに作った新曲「さよなら ぼくの シンデレラ」(蔦谷好位置 fert. 春ねむり)をお届けしました。

今のところ、リリースの予定もないそうなので、現在この曲を聴くことができるのは、同番組のYouTubeのみ! ぜひ聴いてみてください!!

【番組情報】
番組名:「THE HANGOUT」
オフィシャルサイト&YouTube Live版アーカイブ:http://www.j-wave.co.jp/original/hangout/

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