アメリカ映画裏話 ハリウッドは中国が牛耳っていた…

J-WAVE土曜22時からの番組「OTHERS」(ナビゲーター:ふかわりょう)。9月17日のオンエアでは、アメリカ在住18年の映画評論家、町山智浩さんをお招きし、アメリカ映画の裏側について伺いました。

豪華なイメージのあるハリウッド映画ですが、最近は資金集めに苦しんでいる状況で、出資先の多くは中国になっているそうです。最近では、興行収入もアメリカを抜いて中国が1位になり、世界最大のアメリカ映画の市場になりつつあるといいます。そのため、最近のハリウッド映画の多くは中国の俳優が出ていることが多いのだとか…。

また、先日はトロント国際映画祭に参加したという町山さんですが、こちらの映画祭は、マーケティングを兼ねており、「ここでウケたらアカデミー賞を取れる」と言われているそう。映画関係者にとっては、テストのような映画祭なのだとか。

続いて、ふかわが気になったのは、アメリカにおけるアート映画の市場。アメリカでアート映画やインディペンデント映画の需要があるのは、実は限られた一部の人だけ。アート映画やインディペンデント映画の評価を受けているアメリカの監督の多くが、資金を需要のあるヨーロッパから得ているそうです。あのウディ・アレンのスポンサーもヨーロッパがほとんどなのだとか。

普段はなかなか聞けないアメリカ映画の裏話、いかがでしたか? アメリカ映画を見る目が変わってくるかもしれませんね。

【関連サイト】
「OTHERS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/others/

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