リオ・パラリンピックで注目したい競技はコレ!

J-WAVE日曜朝6時からの番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「FRONTIERS」。9月4日のオンエアでは、間もなく開幕するリオデジャネイロ・パラリンピックに注目し、日本財団パラリンピックサポートセンター常務理事の小澤直さんをゲストにお迎えしました。

2020年に東京で開催されるパラリンピックの認知と支援を増やしていこうという目的で昨年、設立された同センター。今回のリオ・パラリンピックの競技数は、全部で22競技。参加する日本人選手は122名いるそうです。その22競技の中には、オリンピックにはない、パラリンピックならではの競技も少なくありません。その中から、いくつかを小澤さんに解説していただきました。

■ボッチャ
重度障害者、脳性麻痺を持つ人のために開発された競技。ジャックボールと呼ばれる白いボールを的にして、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います

「“ミリ単位”の勝負になるので、その技術と先を読む戦術が必要で、カーリングに近いスポーツになります」(小澤さん、以下同)

ヨーロッパが強い競技ですが、日本は2015年のボッチャ世界選手権で、団体戦で初めて金メダルを獲得。今回もメダル獲得が期待される競技なのです。

■ゴールボール
アイシェードと呼ばれる目隠しをしながら、1チーム3人の選手たちが鈴の入ったボールを転がし、相手のゴールに入れることで得点する視覚障害者の球技。

「ボールの鈴の音とか相手の足音を聞き分け、相手のボールがどの方向から来るのかなどを判断して、守る方はゴールを守る。逆に攻撃の際は、音を使ってフェイントをかけて相手を惑わしたりします」

2012年のロンドン・パラリンピックにて、女子日本代表が金メダルを獲得。これは、日本にとって、団体競技としてはパラリンピック史上初めてのことで、今回のパラリンピックはさらに連覇の期待がかかっています。

■ウィルチェアーラグビー
今回、小澤さんが注目されている競技だそうです。四肢に障がいのある車椅子の選手が出場する団体競技で、パラリンピック競技の中で唯一、車椅子同士のぶつかり合いが認められている激しい競技なのです。

ロンドンオリンピックでは、惜しくも4位だった日本。しかし昨年のアジア・オセアニア予選では、強豪のオーストラリアを下して、現在世界ランキング3位! そのため、今回のパラリンピックで金メダルを獲ってもおかしくない、と言われています。

「車椅子と車椅子がぶつかり合う非常に激しいスポーツ。それこそ吹っ飛ばされてひっくり返されちゃったりするんで、まさにその激しいところを見てほしいと思います」

また、小澤さんには、オリンピックとは違うパラリンピックならではの観戦の楽しみ方も聞いてみました。

「まず選手のプロフィールを事前に勉強しておくと、より深い視点で試合が見れると思います」と小澤さん。例えば、その選手にどんな障害があるのか、どんな人生ドラマがあるのかを知っておくと、もっと入り込んで楽しめるそうです。

「選手たちは残された体を最大限に活かすためにいろいろな工夫、努力をしてきているので、ぜひその点を頭に入れて見ていただいたら楽しめるんじゃないかと思います」

そして、もう一つの見どころは、パートナーを伴った視覚障害者の競技。これは、健常者のパートナーの力が勝敗を大きく左右するそう。例えば二人乗り用の自転車を使った「タンデム自転車」という競技では、前に健常者が乗り、後ろに視覚障害者が乗ります。

「これは“1+1を2”じゃなく、いかに“1+1を3にも4にもできるか”という勝負になるので、ぜひ注目していただけたらなと思います」

呼吸の合わせ方や、コース取りなど戦略も重要な競技なので、そちらにも注目です。リオデジャネイロ・パラリンピックは8日にいよいよ開幕。オリンピックとはまた違った魅力がたくさんあるので、寝不足要注意で楽しんでください!

【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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