セルジオ・メンデスが初来日以来、通う場所

J-WAVE月曜-木曜11時30分からの番組「BEAT PLANET」(ナビゲーター:サッシャ)。8月31日(水)のオンエアでは、ブラジル音楽界のレジェンド、セルジオ・メンデスさんをお招きしてお話を伺いました。

メンデスさんの地元リオでは、つい先日までオリンピックが開催されていましたが、メンデスさん、その時期はリオにはおらず、ロサンゼルスの自宅から観戦していたそうです。「ブラジルがサッカーで優勝できたのが嬉しかったよ! …サッシャ、ドイツが準優勝になってごめんね(笑)。あと、ブラジルで2番目に人気のバレーボールも優勝できたしね!」とご機嫌で話していました。

3日前に日本に着いたものの、いまだ時差ボケ中だとか。それでも日本の滞在を楽しんでいるそうで、今回もいつもと同じ、1963年に初来日したときと同じ東京・赤坂のホテルに泊まっているそうです。

今年はメンデスさんの代表曲「マシュ・ケ・ナダ」のリリースからちょうど50年の節目の年。「まさか50年もやれるなんて思ってなかったし、本当に僕はラッキーだよ。生きていることも、そして好きな音楽ができていることも、ね(笑)」と語るメンデスさん、番組内では「マシュ・ケ・ナダ(feat.ブラック・アイド・ピーズ)」が流れ、当時の誕生秘話についても言及。

10年前にブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムさんと出会い、「タイムレス」(2006)というコラボアルバムを発表したのですが、ウィル・アイ・アムさんから「マシュ・ケ・ナダをやろう!」と発案されたときは、「この曲は世界中で大ヒットした曲だし、これをもう一度やるのは難しいのではないか」という二の足を踏む気持ちも少しあったそうです。しかし、ご存じの通り、このカバー曲は大ヒット。オリジナルを知らない若い世代にも改めて名曲「マシュ・ケ・ナダ」を伝えることになりました。

メンデスさんとウィル・アイ・アムさんとの交流は今も続いているそうで、ちょうど先週も一緒に食事をしたばかりだそう。

「ウィル・アイ・アムからまた何か一緒にやろうと言われているんだ。彼と仕事をするのは楽しいよ。いつもユニークで新しいアイデアに溢れているからね。しかもすごく先見性があって、常に3年先を見ている。

音楽だけじゃない。彼は、コカ・コーラやインテルのプロジェクトにも関わっているんだが、あのスティーブ・ジョブズが生前、この先どうなると思う?と彼にコンサルを頼んだくらいだ。

実は彼は音符が読めないんだよ。音楽を学んだことがない、それであんなにたくさんの、クオリティの高い音楽を作っている。本当に尊敬しているよ」(メンデスさん)。

9月4日(日)に東京国際フォーラムで行われる「東京JAZZ」に出演後、9月6日(火)、7日(水)にビルボードライブ東京で単独公演を控えているメンデスさん。「日本でショーができることを楽しみにしているよ」と、日本のファンに向けてメッセージを送ってくれましたが、今回のライブでは、昔のヒット曲から最近のコラボ曲まで「音楽の旅」的な構成になるそうです。まさに夏の終わりにぴったりな大人の時間を楽しめそうですね♪

【関連サイト】
「BEAT PLANET」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/beatplanet/

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