オシャレ心くすぐる 20世紀モードの展覧会

J-WAVE日曜9時からの番組「SMILE ON SUNDAY」(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「DIANA Shoes ON FASHION」。9月18日のオンエアは、「パナソニック 汐留ミュージアム」で始まった展覧会を紹介しました。

ファッションが目まぐるしく変化した20世紀。同美術館で開催中の「島根県立石見美術館コレクション モードとインテリアの20世紀展―ポワレからシャネル、サンローランまで―」では、1900年代から1960年代までの約70年を視野に入れ、それぞれの時代のファッションと、インテリアのデザインが同じ空間で展示されています。

会場は1900年代から1960年代を4つのパートにわけて構成。インテリアは実物を展示するのではなく、雑誌などの資料とイラストが描かれた大型パネルを使って紹介しています。立体物を衣装のみにすることにより、想像が膨らみ、イラストの中に自分が入ったかのように思える、素敵な展示空間です。

例えば、1900年代の展示では、当時のファッション界をリードしていたヨーロッパの富裕層たちの、贅を尽くしたインテリアが紹介されています。ファッションの方は、服に機能性が求められるようになり、それまでの窮屈なコルセットで締め付けるようなファッションをやめて、体の自然なラインが出るドレスを着るようになっていったそうです。

そのほか、レイチェルが気になった展示は、「ファッションプレート」でした。まだ写真が一般的ではなかった頃、流行のアイテムをまとった女性のイラストが描かれてあるもので、1900年から1920年頃のファッション雑誌の付録についていたそうです。さらに、学芸員の方によると、今回の展示では、インテリアの要素が多く描きこまれたものを選んでいるそうです。

「当時の衣装を着た女性たちが、どういった家具に包まれて描かれているか。また、女性が自立してきて、自分自身の人生を謳歌している瞬間が実に魅力的に描かれているので、そこにも注目していただければと思います」

また、各時代の煌びやかなイブニングドレス、小物類も展示されてあるため「『自分が舞踏会に呼ばれたらどんな洋服していこうかな』と、オシャレをしたくなる気持ちが一層高まるのでは」とのお話でした。

中盤の展示も、見どころがいっぱいです。レイチェルによると、今のファッション界で斬新だと思うデザインとあまり変わらないようなものもあり、『起源はここにあるのかも』と思うデザインもあるそうです。「キャンベルスープの柄のペーパードレスや、鏡のようなものをつないで作ったワンピースもあったりして、現代アートの作品のようなデザインのものもありました。ファッションやデザインの勉強をしている人にもおすすめ」(レイチェル)とのこと。

「島根県立石見美術館コレクション モードとインテリアの20世紀展―ポワレからシャネル、サンローランまで―」は、11月23日(水・祝)まで開催中です♪

【関連サイト】
「SMILE ON SUNDAY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/smileonsunday/

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