尾崎世界観の“下の部分”ニューアルバムに込めた思い

J-WAVE土曜朝8時からの番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐・山田玲奈)。のワンコーナー「ENTERTAIMENT LUNCH BOX」。8月27日のオンエアでは、クリープハイプのヴォーカル・ギター、尾崎世界観さんを招き、お話を伺いました。

尾崎さんは6月に小説「祐介」を発表。さらにクリープハイプとしては9月7日にニューアルバム「世界観」をリリースします。“祐介”は尾崎さんの本名のため、渡辺が「尾崎の下の部分がそれぞれタイトルになっている」と説明すると「尾崎の下の部分って、変な意味じゃないですよ? 名前の方ですからね?」と尾崎さん(笑)。

小説「祐介」を読んだ渡辺は「まだ芽の出ないライブハウスでやっているバンドマンの、どうしようもない男性の話」と解説し、「デビュー前のバンドマンの生活としては、かなりリアルに書いてないですか?」と質問。

尾崎さんは肯定しながらも「当時、楽しいことはいっぱいありましたね。悔しいこととか腹立つこともいっぱいあったんですけど、今につながっているものだったので」と当時を思い返しながら回答。そのときの思いを「どうにかして世に出せないかと思ったときに『小説なら出せるな』と思いました」ということから執筆したそうです。

アルバムの「世界観」というタイトルは、どんな意図で付けられたのでしょうか?

「小説を出して…しばらくしてから、これ(祐介)は過去に向き合ったから、現在に向き合ったアルバムは『世界観』にしたら面白いんじゃないかなと思って」と尾崎さん。このことから「並べられるように」という狙いで、CDジャケットを小説と同じ大きさのDVDサイズにしたそうです。

尾崎さんは昨年、悔しいことや落ち込むことが多かったそうですが、「今年になってから小説も出て、ドラマの主題歌のシングルも出したりして、だんだん上向きになってきて。『このアルバムを出すために、いろんなことをやってたんだな』と思うようなアルバムですね。『この溜め込んだものを出せるかな』というような」とアルバムへの思いを語る尾崎さん。さまざまな思いが込められている様子です。

そして、クリープハイプの全国ツアー「熱闘世界観」が“1回表”の富山から“12回裏”の仙台まで、全国22都市24公演行われます。また、尾崎さんは、J-WAVE深夜1時からの番組「SPARK」の月曜ナビゲーターも務めています。こちらもぜひ聴いてみてください♪

【関連サイト】
「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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