きっかけは突然に! 久保ミツロウの運命を変えた電話

J-WAVE平日21時50分からの番組「School TV DREAM TRAIN」(ナビゲーター:秀島史香)では、毎週ひとつずつの職業にフォーカス。実際にそれを仕事に活躍している人をお迎えして、その職業の魅力を伺う番組です。

今回は、これまでのオンエアの中から、憧れの職業に就く前のエピソードとして印象的だったお話を厳選してご紹介します。

●現実の厳しさを知ったときにかかってきた1本の電話

漫画『モテキ』をはじめ、多くの作品でお馴染みの漫画家の久保ミツロウさん。中学生の頃にはもうストーリー漫画を描いていたので、「将来は漫画を描く仕事をするんだろうな」と無意識に思っていたそうです。

そこで、とある漫画の賞に応募しますが、自分が思っていたほどの大きな賞が獲れず、パッタリと漫画を描く手が止まったまま高校を卒業します。「田舎にいたら漫画家になるのは遠いな」と思いつつ、地元のファミレスでバイトをする日々。と、そこに、突然のチャンスが訪れます。

「高校を卒業して3カ月くらい経った頃に、電話がかかってきたんです。男性の漫画家さんで、私はその先生の連載を読んでいたので、なぜウチに電話をと思ったら、自分が原作を書くから、漫画を描いてくれる人を探していると。

投稿作品をいろいろと見た中から、私の絵がうまいと思ってくれたそうで、電話をかけてきたとのことだった。しかも、200万円を出すから東京へ来ないかと。(中略)それから1カ月くらいで上京しました。高校を卒業した年の夏のことでした」

この後も紆余曲折はあったものの、プロの漫画家になるための第一歩を踏み出すきっかけとなったわけです。

●きっかけは立ち話!? 高橋亜衣さんが劇団四季に入った理由

劇団四季に所属した後、気象予報士に転身した高橋亜衣さん。4歳からクラシックバレエを習い、その後もジャズダンスや日本舞踊など、さまざまな踊りを学びました。早稲田大学に進学し、在学中に劇団四季に入団するなど異色の経歴ですが、劇団四季は憧れていたものの、狭き門だとの思いがあったそうです。ところが、転機は突然に訪れました。

「大学3年生のときにジャズダンスを習っていたんですけど、レッスンの帰りにホームである人が声をかけてきたんです。『あなた、さっき一緒にレッスンを受けていたよね』って。初対面なのにその子と意気投合して3時間くらい立ち話をしまして。

そしたらその子が『今度、劇団四季のオーディションがあるから受けようと思っているの』って言ったんです。『劇団四季!?』って思って。自分はまだ学生だし、全然考えていなかったんですけど、これも縁かなと思って、締め切りまで日がなかったのに写真を撮りに行ったり、歌を録音したり、書類を用意して受けたんです。そしたら最終面接まで残って合格したんです。しかも、その子も合格しました!」

偶然のきっかけでしたが、行動に移した小さな勇気が、大きなチャンスを掴むことになったということですね!

チャンスは、憧れが強い人のところに不意に訪れるのかもしれません。そんな気持ちになる、素敵なお話をたっぷり聞くことができる「School TV DREAM TRAIN」。

8月22日(月)ー26日(金)は、エジプト考古者の吉村作治さんをお迎えします。J-WAVEにて21時50分からオンエア。お聴き逃しなく! パソコン、スマートフォンの方は、「radiko.jp」でも聴けますよ。

【関連サイト】
「School TV DREAM TRAIN」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/dreamtrain/

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