J-WAVE日曜朝6時からの番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「LISTEN FIRST!」。8月14日のオンエアでは、“一泊二日でニッポンに出会える旅館”、新潟県大沢山にある「里山十帖」に注目しました。
新潟県大沢山温泉「里山十帖」へのアクセスですが、上越新幹線でいうと、まず越後湯沢駅まで行き、そこから在来線に乗り換えて10分ほどの「大沢駅」(駅から宿までの送迎バスあり)が最寄り駅。東京駅からだと約1時間40分ほどです。
詳しいお話をお伺いしたのは、オーナーでクリエイティブ・ディレクターの岩佐十良さん。温泉地なのですが、小さな宿が3軒しかなく「新潟の方もほとんどご存知ないくらいマイナーな温泉地ですね」と岩佐さん。温泉の特徴は、昔から「美肌の湯」と呼ばれていて、地元では「皮膚にトラブルがあったときには浸かるといい」と言われており、肌がスベスベになるのだそうです。
そんな温泉地にある3軒の宿の一つ、「里山十帖」ができたのは2014 年。「食と旅」をテーマにした雑誌『自遊人』を作られていた岩佐さんは、2004年になんと、雑誌の編集部ごと東京から新潟へ移転。雑誌だけでなく、米作りもスタートさせ、その土地柄を活かす旅館として「里山十帖」をオープンされました。
もともと雑誌というメディアを通してライフスタイルを提案されている岩佐さんなのですが、「里山十帖」を通してどんなメッセージを発信されているのでしょうか?
「里山十帖の“十帖”というと、“十帖間”みたいなイメージがあると思うんですけど、“帖”は物語っていう意味なんです。『10の特集』が詰まった施設と考えていただければいいと思います。衣食住を含め、いろんな『10の特集』を私たちは詰め込んでいます」
宿の中で特別なことをするわけではなく、そこで過ごすことで感じることができる“特集”で、たとえば「料理」。旅館料理は「豪華」というイメージがあるかもしれませんが、「里山十帖」の料理の中心はお野菜です。「今の季節はナスが中心なんですが、なぜかと言いますと新潟はナスの作付面積が日本一でして、ナスの品種だけで23種類以上あると言われていているんです」(岩佐さん)。その中から6種類前後を毎日いろいろな場所に採りに行き、宿泊するお客さんに「ナス天国・新潟」を伝えているそうです。
さらに「里山十帖」では、働いているスタッフのみなさんにも特徴があります。
「従業員を“プレゼンター”と呼んでいるんです。サービスをするっていうことを目的にしているんじゃなく、『プレゼンテーションをしながらサービスをする』、つまり主目的はプレゼンテーションなんです」(岩佐さん)
そのため、スタッフのみなさんは自分の得意分野を持っているなど、個性のある方がそろっているのだそう。温泉や料理が楽しめるだけでなく、スタッフの方とのコミュニケーションも楽しめるのですね。
岩佐さんは今後、新潟だけでなく、ほかの地域でも「里山十帖」のような、地域をプレゼンテーションするスタイルの施設を作っていきたい、とおっしゃいました。楽しみですね!
そして最後に、「(地域の)潜在的なものって、地域の人たちが気付いてなかったり、旅館や観光協会がPRしていない潜在資源ってすごくたくさんあるので、逆にニュートラルな気持ちで旅をすると、“新しいニッポンを発見する旅”ができるんじゃないかと思います」と旅の楽しみ方も教えていただきました。
みなさんも、これをヒントに“新しいニッポンを発見する旅”に出かけてみませんか?
【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/
新潟県大沢山温泉「里山十帖」へのアクセスですが、上越新幹線でいうと、まず越後湯沢駅まで行き、そこから在来線に乗り換えて10分ほどの「大沢駅」(駅から宿までの送迎バスあり)が最寄り駅。東京駅からだと約1時間40分ほどです。
詳しいお話をお伺いしたのは、オーナーでクリエイティブ・ディレクターの岩佐十良さん。温泉地なのですが、小さな宿が3軒しかなく「新潟の方もほとんどご存知ないくらいマイナーな温泉地ですね」と岩佐さん。温泉の特徴は、昔から「美肌の湯」と呼ばれていて、地元では「皮膚にトラブルがあったときには浸かるといい」と言われており、肌がスベスベになるのだそうです。
そんな温泉地にある3軒の宿の一つ、「里山十帖」ができたのは2014 年。「食と旅」をテーマにした雑誌『自遊人』を作られていた岩佐さんは、2004年になんと、雑誌の編集部ごと東京から新潟へ移転。雑誌だけでなく、米作りもスタートさせ、その土地柄を活かす旅館として「里山十帖」をオープンされました。
もともと雑誌というメディアを通してライフスタイルを提案されている岩佐さんなのですが、「里山十帖」を通してどんなメッセージを発信されているのでしょうか?
「里山十帖の“十帖”というと、“十帖間”みたいなイメージがあると思うんですけど、“帖”は物語っていう意味なんです。『10の特集』が詰まった施設と考えていただければいいと思います。衣食住を含め、いろんな『10の特集』を私たちは詰め込んでいます」
宿の中で特別なことをするわけではなく、そこで過ごすことで感じることができる“特集”で、たとえば「料理」。旅館料理は「豪華」というイメージがあるかもしれませんが、「里山十帖」の料理の中心はお野菜です。「今の季節はナスが中心なんですが、なぜかと言いますと新潟はナスの作付面積が日本一でして、ナスの品種だけで23種類以上あると言われていているんです」(岩佐さん)。その中から6種類前後を毎日いろいろな場所に採りに行き、宿泊するお客さんに「ナス天国・新潟」を伝えているそうです。
さらに「里山十帖」では、働いているスタッフのみなさんにも特徴があります。
「従業員を“プレゼンター”と呼んでいるんです。サービスをするっていうことを目的にしているんじゃなく、『プレゼンテーションをしながらサービスをする』、つまり主目的はプレゼンテーションなんです」(岩佐さん)
そのため、スタッフのみなさんは自分の得意分野を持っているなど、個性のある方がそろっているのだそう。温泉や料理が楽しめるだけでなく、スタッフの方とのコミュニケーションも楽しめるのですね。
岩佐さんは今後、新潟だけでなく、ほかの地域でも「里山十帖」のような、地域をプレゼンテーションするスタイルの施設を作っていきたい、とおっしゃいました。楽しみですね!
そして最後に、「(地域の)潜在的なものって、地域の人たちが気付いてなかったり、旅館や観光協会がPRしていない潜在資源ってすごくたくさんあるので、逆にニュートラルな気持ちで旅をすると、“新しいニッポンを発見する旅”ができるんじゃないかと思います」と旅の楽しみ方も教えていただきました。
みなさんも、これをヒントに“新しいニッポンを発見する旅”に出かけてみませんか?
【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/