【連載】やきそばかおるのEar!Ear!Ear!(vol.5)
私が苦手なことの一つに、「女性が髪を切ったことに気づかない」というのがあります。「絶対に切ったな」と思って「髪切った?」と聞くと「切ってない。髪型を変えただけ」と言われることがしばしば。一方で、行きつけのレストランのメニューが変わると、すぐに気づきます。感度が良いのか鈍いのか分かりません。
そんな私が、この数カ月で確実に気づいたことがあります。それはリアド慈英蘭の魅力です。元からファンだった人には「遅いよ~」と言われそうですが、私は慈英蘭ワールドがふんだんに楽しめる「J-POP SATURDAY」(毎週土曜15時~17時)を欠かさず聴くようになりました。この2時間が、非常に幸せなのです。
リアド慈英蘭の魅力の一つに、「予定調和の破壊」があります。ふわふわしたイメージですが、我々の想像を軽々と超えてくるところがあるのです。
例えば、UNISON SQUARE GARDENがゲスト出演した時のこと。彼女はどうしても聞いてみたいことがあると、質問しました。
慈英蘭:田淵さんはインタビューでいろいろと難しいことを語られていて、頭が良いというイメージがありますが、子どもの頃、どんなものを食べていましたか?
それを聴いた私は「ハッ!」とし、手にしていた箸を落としてしまいました。普通は「頭が良いというイメージがありますが、子どもの頃から勉強は好きでしたか?」となるはず。しかし、慈英蘭は「どんなものを食べていましたか?」と、質問の後半で意外な内容をぶつけてきました。
いわば変化球を投げたわけです。「たけのこを掘りに行って、『たけのこの里』を採ってきました」と言うくらいの意外性ですが、そこがまた慈英蘭の魅力です。かたい脳みそをやわらかくしてくれそうです。
皆さんもこの“変化球投法”を使えば、人にお願いしづらいことも頼みやすくなるかもしれません。
例えば「いや~、今日は本当に天気が良いけど、結婚しませんか?」とか「このエビチリ、おいしいですね! 金を貸してくれませんか?」といった具合です。慈英蘭なら前者のように告白すればうまくいきそうな気がします。いや、うまくいかなかった場合の責任はとりません。
慈英蘭は、別のオンエアでも予定調和を破壊していました。おいしいお店の話題で盛り上がった時のこと。
慈英蘭:そういえば、下高井戸においしいうどん屋さんがあるんです。
落合:どんなうどん?
慈英蘭:とっても種類が多いんです。まだ行ったことがないから、食べたことはないんですけど。
落合:え!? 行ったことないの!?
と言って、お相手の落合隼亮さんをズッコケさせていました。つまり、慈英蘭は「まだ行ったことはないけど、絶対においしいと思うから行きたいと思っているお店」を紹介したのです。私は逆に気になってしまい、お店の名前を覚えてしまいました。これも慈英蘭のおかげでしょうか。まだ食べには行っていませんが。
そんな慈英蘭を、感度抜群のJ-WAVEリスナーが放っておくわけがありません。J-meのコメントやツイッターの書き込みを見ると「かわいい!」「さすが慈英蘭ちゃん!」と、たくさんのファンが見守っていることが分かります。
それに、彼女が全く別の雰囲気だったらどうなっていたでしょう。ここで「もしもシリーズ」として、勝手にシミュレーションをしてみたいと思います。
【もしも、リアド慈英蘭が昭和初期のアナウンサーふうだったら】
落合:こんにちは!「J-POP SATURDAY」ナビゲーターの落合隼亮です!
慈英蘭:暑さ凌ぎ難き候。聴取者の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。本日も「邦楽の土曜日」、よろしくお願いいたします。
落合:タイトルが変わっちゃってるよ~!
【もしも、リアド慈英蘭が寿司屋の大将ふうだったら】
落合:こんにちは!「J-POP SATURDAY」ナビゲーターの落合隼亮です!
慈英蘭:ヘイ、らっしゃい! リアド慈英蘭だ。リスナーさん、何の曲をかけましょ? ゆずの「夏空」? あ~、それ、さっき売り切れちゃったんだよね。
落合:CDライブラリーにあるよ!!
【もしも、リアド慈英蘭がアイドルだったら】
落合:こんにちは!「J-POP SATURDAY」ナビゲーターの落合隼亮です! 慈英蘭ちゃん、自己紹介をお願いします。
慈英蘭:ハイ! ラン、ラン、ラン、ラン、ラーン、ラン! 頭の中は蘭のお花でいっぱい! 「J-POP SATURDAY」の歩くお花畑、みんなのリアド慈英蘭でーーす!
落合:(どうしよう。免疫がなさすぎて、どのように返したらいいのか分からない…)。
いかがでしょう。やはり、落合さんのお相手は今のままのリアド慈英蘭で良かったと、つくづく思いますよね。ちなみに「慈英蘭」(ジェイラン)は、トルコ語で「ガゼル」という意味。
今週もリアド慈英蘭はサバンナのガゼルのごとく自由にリスナーの想像をピョンピョンと飛び越え、幸せな気持ちにさせてくれることでしょう。
J-POP SATURDAY http://www.j-wave.co.jp/original/jpopsaturday/
私が苦手なことの一つに、「女性が髪を切ったことに気づかない」というのがあります。「絶対に切ったな」と思って「髪切った?」と聞くと「切ってない。髪型を変えただけ」と言われることがしばしば。一方で、行きつけのレストランのメニューが変わると、すぐに気づきます。感度が良いのか鈍いのか分かりません。
そんな私が、この数カ月で確実に気づいたことがあります。それはリアド慈英蘭の魅力です。元からファンだった人には「遅いよ~」と言われそうですが、私は慈英蘭ワールドがふんだんに楽しめる「J-POP SATURDAY」(毎週土曜15時~17時)を欠かさず聴くようになりました。この2時間が、非常に幸せなのです。
リアド慈英蘭の魅力の一つに、「予定調和の破壊」があります。ふわふわしたイメージですが、我々の想像を軽々と超えてくるところがあるのです。
例えば、UNISON SQUARE GARDENがゲスト出演した時のこと。彼女はどうしても聞いてみたいことがあると、質問しました。
慈英蘭:田淵さんはインタビューでいろいろと難しいことを語られていて、頭が良いというイメージがありますが、子どもの頃、どんなものを食べていましたか?
それを聴いた私は「ハッ!」とし、手にしていた箸を落としてしまいました。普通は「頭が良いというイメージがありますが、子どもの頃から勉強は好きでしたか?」となるはず。しかし、慈英蘭は「どんなものを食べていましたか?」と、質問の後半で意外な内容をぶつけてきました。
いわば変化球を投げたわけです。「たけのこを掘りに行って、『たけのこの里』を採ってきました」と言うくらいの意外性ですが、そこがまた慈英蘭の魅力です。かたい脳みそをやわらかくしてくれそうです。
皆さんもこの“変化球投法”を使えば、人にお願いしづらいことも頼みやすくなるかもしれません。
例えば「いや~、今日は本当に天気が良いけど、結婚しませんか?」とか「このエビチリ、おいしいですね! 金を貸してくれませんか?」といった具合です。慈英蘭なら前者のように告白すればうまくいきそうな気がします。いや、うまくいかなかった場合の責任はとりません。
慈英蘭は、別のオンエアでも予定調和を破壊していました。おいしいお店の話題で盛り上がった時のこと。
慈英蘭:そういえば、下高井戸においしいうどん屋さんがあるんです。
落合:どんなうどん?
慈英蘭:とっても種類が多いんです。まだ行ったことがないから、食べたことはないんですけど。
落合:え!? 行ったことないの!?
と言って、お相手の落合隼亮さんをズッコケさせていました。つまり、慈英蘭は「まだ行ったことはないけど、絶対においしいと思うから行きたいと思っているお店」を紹介したのです。私は逆に気になってしまい、お店の名前を覚えてしまいました。これも慈英蘭のおかげでしょうか。まだ食べには行っていませんが。
そんな慈英蘭を、感度抜群のJ-WAVEリスナーが放っておくわけがありません。J-meのコメントやツイッターの書き込みを見ると「かわいい!」「さすが慈英蘭ちゃん!」と、たくさんのファンが見守っていることが分かります。
それに、彼女が全く別の雰囲気だったらどうなっていたでしょう。ここで「もしもシリーズ」として、勝手にシミュレーションをしてみたいと思います。
【もしも、リアド慈英蘭が昭和初期のアナウンサーふうだったら】
落合:こんにちは!「J-POP SATURDAY」ナビゲーターの落合隼亮です!
慈英蘭:暑さ凌ぎ難き候。聴取者の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。本日も「邦楽の土曜日」、よろしくお願いいたします。
落合:タイトルが変わっちゃってるよ~!
【もしも、リアド慈英蘭が寿司屋の大将ふうだったら】
落合:こんにちは!「J-POP SATURDAY」ナビゲーターの落合隼亮です!
慈英蘭:ヘイ、らっしゃい! リアド慈英蘭だ。リスナーさん、何の曲をかけましょ? ゆずの「夏空」? あ~、それ、さっき売り切れちゃったんだよね。
落合:CDライブラリーにあるよ!!
【もしも、リアド慈英蘭がアイドルだったら】
落合:こんにちは!「J-POP SATURDAY」ナビゲーターの落合隼亮です! 慈英蘭ちゃん、自己紹介をお願いします。
慈英蘭:ハイ! ラン、ラン、ラン、ラン、ラーン、ラン! 頭の中は蘭のお花でいっぱい! 「J-POP SATURDAY」の歩くお花畑、みんなのリアド慈英蘭でーーす!
落合:(どうしよう。免疫がなさすぎて、どのように返したらいいのか分からない…)。
いかがでしょう。やはり、落合さんのお相手は今のままのリアド慈英蘭で良かったと、つくづく思いますよね。ちなみに「慈英蘭」(ジェイラン)は、トルコ語で「ガゼル」という意味。
今週もリアド慈英蘭はサバンナのガゼルのごとく自由にリスナーの想像をピョンピョンと飛び越え、幸せな気持ちにさせてくれることでしょう。
J-POP SATURDAY http://www.j-wave.co.jp/original/jpopsaturday/