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丸の内線の旧500形が海外から“凱旋” 第三の人生へ

丸の内線の旧500形が海外から“凱旋” 第三の人生へ

J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。8月24日(水)のオンエアは、かつて東京の街で活躍した丸の内線の車両、旧500形に注目しました!

先月末、大黒ふ頭の貨物船からの一台の車両が上陸しました。

それは“旧500形”の車両。1950年代から製造され、丸の内線を40年近く走り、その役目を終えて20年前にアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスへ渡った旧500形という車両。

現地の鉄道で人々を乗せて「第二の人生」を送ってきました。日本で引退した車両が海外で再び走るという話は、耳にする事があると思いますが、今回のように海外での役目を終え、再び日本に帰ってくることは、非常にまれだそうです。東京メトロでは、初めての「里帰り車両」。

そんな、世界を股に掛け走ってきた車両ですが“終着駅”はまだまだ先。帰ってきた東京の地で「第三の人生」が始まろうとしています。ではこの先、どのような役割が期待されているのでしょうか? 東京メトロ・広報部広報課の吉田基輝さんに伺いました。

「非常にシンプルな構造の車両で、電車の基礎を学ぶのに適しているため、基本的なことを勉強するための車両として保存します。また、イベントで皆さんに公開できればと思っています」

一方、日本の車両の海外での活用については、新たな時代に突入しているそうです。8月6日、タイで“山手線の弟分”と呼ばれる電車の運行が始まりました。

これはJR山手線の車両を土台にして日本で開発、製造された新たな車両で、日本がメンテナンスも担っていくとのことで、鉄道システムを海外で展開する新たなモデルケースとして期待されています。里帰りする車両に、海を渡る車両。日本の線路は、海外に繋がっているんですね!

毎週月曜から木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」。今週は「スゴい」都市、東京にフォーカスしてオンエアしています。8月25日(木)のオンエアでは、ジャーナリストの上杉隆さんをお迎えし「SUGOI-ZO TOKYO」を語っていただきます。お楽しみに♪

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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