NakamuraEmi エンジンに興味津々な理由

J-WAVE土曜17時からの番組「Mercedes-Benz MUSIC FACTORY」(ナビゲーター:グローバー)。7月16日のオンエアでは、NakamuraEmiさんをお迎えして、六本木のMercedes-Benz Connectionから生ライブをお届けしました!

ファンからの大声援で迎えられた彼女は、今年の1月にメジャーデビューしたばかりですが、「YAMABIKO」「使命」「スケボーマン」をはじめ、胸を打ちのめされるような歌詞が、多くの人々の共感を呼んでいます。11種の職業を経て33歳でデビューした、異色の経歴のシンガーソングライターです。

グローバー:このキャリアを振り返ってみていかがですか?
Nakamura:いろいろな職場で、たくさんの人と出会ったことが、今の私の音楽の土台となっています。本当に良かったと思います。変な退社もしてないです(笑)。
グローバー:その都度、良い人に恵まれたんですね! 歌を聴いていると、そういうのが伝わってきます。働いている人が刺さるワードがいろいろと出てくるんです。

当日は前の職場の方も駆けつけてきてくれたそうです。ちなみに会場にはMercedes-Benzの自動車が展示されています。NakamuraEmiさんは自動車メーカーのエンジン開発部で働いていたこともあるため、Mercedes-Benzのエンジンに興味津々。「エンジンがどっしりしていて素晴らしい!」と感動していました(笑)。

ちなみに、音楽的な影響を受けたのは、RHYMESTERとKARAMUSHIさんだそうです。RHYMESTERのリリックを読んで「こんなにさまざまなことを考えて、音楽にしている人がいるのか」と衝撃を受けたとか。KARAMUSHIさんは地元の厚木の中学の先輩でもあり、レゲエに関して影響を受けたそうです。

グローバー:歌詞に「なにくそ!」という精神がこもってて、涙してしまうものがたくさんありました。曲はどういう風に作ってますか?
Nakamura:歌詞を先に考えます。その日にあったことをノートに書いていきます。それが溜まっていって曲になります。
グローバー:フラストレーションがモチベーションになるという感じですね。
Nakamura:腹が立つのは何か問題があるときで、自分と向き合うことになって書くことが多いです。
グローバー:緊張感のあるサウンドですが、そのこだわりは?
Nakamura:私が作ったデモテープはあんな感じは一切なくて、四畳半みたいな感じなんです(笑)。プロデュースとギターを担当しているカワムラ(ヒロシ)さんがその「四畳半感」を、ヒップホップやジャズテイストにアレンジしてくれるんです。

ところで、歌詞に「30を過ぎて」といった内容がよく出てきます。そのことについても触れました。

Nakamura:30歳は大人だと思っていたけど、子どもからすれば大人だし、大先輩もいっぱいいて、まだ子どもなんだなと思って。その中間の自分は頑張っていかないといけないと思いまして。

ここで、「YAMABIKO」「使命」を生ライブでお届けしました。中には涙ぐんでいるお客さんの姿もありました。

グローバー:どういうお気持ちで作ったんですか?
Nakamura:「YAMABIKO」「使命」も、仕事で出会った人がいて、自分の仕事があって、それぞれの目標があって、そこに真っ直ぐ進むことがかっこいいと思いまして書いた曲です。
グローバー:きっと、デビュー前の期間が、この曲を作ったんでしょうね。
Nakamura:光栄です。

NakamuraEmiさんは「NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST RELEASE TOUR LIVE!」のアナログ盤を発売したばかり。夏は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「RISING SUN ROCK FESTIVAL」をはじめ、たくさんのライブ(フェス)に出演します。「ちょっとでも邪念が入ってしまうと噛んでしまって。何を言っているのかわからなくなるので、噛まないように気をつけます」と意気込みを話してくれました!

【関連サイト】
「Mercedes-Benz MUSIC FACTORY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/musicfactory/

関連記事