5月3日(火)にオンエアされたJ-WAVEの9時間の特別番組「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL MITSUBISHI CORPORATION presents UNIVERSAL LOVE 2016」(ナビゲーター:サッシャ)。
ゲストには、90年代にJ リーグのヴェルディ、そして日本代表でプレーし、現在はさまざまなメディアで活躍されている北澤豪さんが登場しました。
サッカーを通じてアフリカ、アジア各国への支援を行い、国内では子どもたちのサッカースクールを開設。そして先月、日本障がい者サッカー連盟の初代会長にも就任されました。同番組のテーマでもある“優しい気持ち”を発信し続けている北澤さんの活動に迫りました。
現役の後半頃から、アフリカ、アジアの恵まれない子どもたちとサッカー教室を通じて交流を続けてきた北澤さん。そのきっかけは一体何だったのでしょうか?
「貧困地域を訪れたときに、サッカーの活かされ方がちょっと違うって感じたことがあったんです。人間形成や、ライフスキルというところでスポーツが活用されている地域が多かった。『サッカーって社会に貢献できるな』っていうところから、自分にできることがあるんじゃないかなと」
サッカー教室を通じた子どもたちとの交流は、これまでアジア近隣を中心に、なんと50か国ほどにもなるそうです。学校に行けない子どもたちが多い貧困地域の国では、「誰かを助ける」「誰かのためにやる」など人を思いやる心を、スポーツで学ばせようと取り組む活動が盛んだと言います。
「スポーツは“うまくなること、成功することがすべて”ではなく、何かあれば助けてくれる、ルールから外れたことをしたときは怒ってくれる、そういう仲間を作る場でもある」と北澤さん。
自分が相手のために何かしてあげると、相手も何かしてあげたいという気持ちが芽生える――。その輪を広げていくことは、人生ですごく大切なこと。貧困であればあるほど、成功を掴みたい気持ちが強い子どもたちですが、彼らにサッカーを教えながら「成功したときには、僕が活動しているのと同じようにやってもらいたい」と伝えているそうです。
そして先月発足し、北澤さんが初代会長に就任した「日本障がい者サッカー連盟」について。
現在、障がい者サッカーには、目の見えない方たち、耳の聴こえない方たち、知的障がい、車いす、足を切断された方、脳性麻痺、精神障がい、と7種目あるそうなのですが、「世の中の人たちは、これだけ障がい者サッカーがあるということをほとんど知らないと思うんです。まずその世の中を、変えたいなって思うんです」(北澤さん)
連盟の役割は、「各種目が1つにまとまることによって、規模が大きくなり、存在もわかりやすくなる。そして、障がいを持っていてもサッカーをやりたい方たちが、どこでやることができるのかなどを相談できる窓口にもなる。さらに彼らを応援したい人たちにとっての窓口にもなります」と語ります。
「“障がい”という入り口で見るのではなくて、背が大きいとか背が低いとかそれくらいの差で考えてもらうことが大事かなって思うんですね。やっている競技は僕らがやっているサッカーと変わらないわけで、僕らと変わらない夢を追っているわけです。どの団体にも日本代表があって、世界に近いんです。何よりも我々と同じ日本代表のユニフォームを着ることによって、同じ夢を追える。どのサッカーも一緒になって、1つのサッカーじゃないかっていうカタチをまず作りたい」(北澤さん)
サッカーを通じて、国内だけでなく世界にまで「優しい気持ち」を発信し続ける北澤さんの今後の活動を、これからも応援していきたいですね!
【関連サイト】
「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL MITSUBISHI CORPORATION presents UNIVERSAL LOVE 2016」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/holiday/20160503/
ゲストには、90年代にJ リーグのヴェルディ、そして日本代表でプレーし、現在はさまざまなメディアで活躍されている北澤豪さんが登場しました。
サッカーを通じてアフリカ、アジア各国への支援を行い、国内では子どもたちのサッカースクールを開設。そして先月、日本障がい者サッカー連盟の初代会長にも就任されました。同番組のテーマでもある“優しい気持ち”を発信し続けている北澤さんの活動に迫りました。
現役の後半頃から、アフリカ、アジアの恵まれない子どもたちとサッカー教室を通じて交流を続けてきた北澤さん。そのきっかけは一体何だったのでしょうか?
「貧困地域を訪れたときに、サッカーの活かされ方がちょっと違うって感じたことがあったんです。人間形成や、ライフスキルというところでスポーツが活用されている地域が多かった。『サッカーって社会に貢献できるな』っていうところから、自分にできることがあるんじゃないかなと」
サッカー教室を通じた子どもたちとの交流は、これまでアジア近隣を中心に、なんと50か国ほどにもなるそうです。学校に行けない子どもたちが多い貧困地域の国では、「誰かを助ける」「誰かのためにやる」など人を思いやる心を、スポーツで学ばせようと取り組む活動が盛んだと言います。
「スポーツは“うまくなること、成功することがすべて”ではなく、何かあれば助けてくれる、ルールから外れたことをしたときは怒ってくれる、そういう仲間を作る場でもある」と北澤さん。
自分が相手のために何かしてあげると、相手も何かしてあげたいという気持ちが芽生える――。その輪を広げていくことは、人生ですごく大切なこと。貧困であればあるほど、成功を掴みたい気持ちが強い子どもたちですが、彼らにサッカーを教えながら「成功したときには、僕が活動しているのと同じようにやってもらいたい」と伝えているそうです。
そして先月発足し、北澤さんが初代会長に就任した「日本障がい者サッカー連盟」について。
現在、障がい者サッカーには、目の見えない方たち、耳の聴こえない方たち、知的障がい、車いす、足を切断された方、脳性麻痺、精神障がい、と7種目あるそうなのですが、「世の中の人たちは、これだけ障がい者サッカーがあるということをほとんど知らないと思うんです。まずその世の中を、変えたいなって思うんです」(北澤さん)
連盟の役割は、「各種目が1つにまとまることによって、規模が大きくなり、存在もわかりやすくなる。そして、障がいを持っていてもサッカーをやりたい方たちが、どこでやることができるのかなどを相談できる窓口にもなる。さらに彼らを応援したい人たちにとっての窓口にもなります」と語ります。
「“障がい”という入り口で見るのではなくて、背が大きいとか背が低いとかそれくらいの差で考えてもらうことが大事かなって思うんですね。やっている競技は僕らがやっているサッカーと変わらないわけで、僕らと変わらない夢を追っているわけです。どの団体にも日本代表があって、世界に近いんです。何よりも我々と同じ日本代表のユニフォームを着ることによって、同じ夢を追える。どのサッカーも一緒になって、1つのサッカーじゃないかっていうカタチをまず作りたい」(北澤さん)
サッカーを通じて、国内だけでなく世界にまで「優しい気持ち」を発信し続ける北澤さんの今後の活動を、これからも応援していきたいですね!
【関連サイト】
「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL MITSUBISHI CORPORATION presents UNIVERSAL LOVE 2016」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/holiday/20160503/