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四国一小さな町の「ゴミの分別」がスゴい…

四国一小さな町の「ゴミの分別」がスゴい…

J-WAVE日曜朝6時からの番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「LISTEN FIRST!」。5月29日のオンエアでは、徳島県にある上勝町という小さな町が行っている“ものスゴいこと”について、NPO上勝ゼロ・ウェイストアカデミー、理事長の坂野晶さんにお話を伺いました。

まず上勝町がどんな町なのかというと、人口的に四国で一番小さな町で、その人口は1,620人ほど。さらにその半数以上が65歳以上で、いわゆる“過疎高齢化”が非常に進んだ町だそうです。

そんな町が取り組んでいる“ものスゴいこと”とは、ゴミを捨てる時の分別について。なんと前代未聞の「ゴミの34分別」を行っているのです!

どのような経緯からこのような取り組みが生まれたのでしょうか? 「もともと上勝町では野焼きをしていまして、田舎の町ではどこでも自宅のゴミは自宅で燃やすというのが当時は当たり前だったのですが、その野焼きが禁止となりました」と話し始める坂野さん。

しかし、上勝町が小さな焼却炉を作った直後に、ダイオキシンの問題で焼却炉の規格が厳しくなってしまいます。新しく焼却炉を作り直すにはお金がかかり、他の自治体にお願いするのもお金がかかる…ということで「なんとか“燃やす”以外の選択肢で、ほかに方法はないか」と探っていたのだそう。

「きれいな自然環境の残る町ですから、ゴミを燃やすなど環境に負荷をかけることはやめたいという思いもあり、回収してリサイクルするということを始めました」(坂野さん)

といっても最初から突然34分別にしたわけではなく、最初は9分別から始めたそう。そこから22分別、34分別、と数を増やしていったそうです。

町民の皆さんの協力の甲斐もあって、平成24年度は、ゴミのリサイクル率「77パーセント」という驚異の数字! これを聞いた平井も「70パーセント以上というのは、すごい数字ですね…」と感嘆。

さらに上勝町では生ごみは集めておらず、生ごみはすべて家庭で堆肥化しているのだそう。 そのため、坂野さん曰く「その割合がリサイクル率には含まれていないので、それが加われば確実に8割超えと言われています」とのこと。

今後もさまざまな工夫をして残りの23パーセントにアプローチしていきたい、と語る坂野さんに「ぜひ上勝町から、世界にアピールしていってください!」と平井もエールを送っていました。

【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

「運動会」が世界の教育を救う?(2016年05月15日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1581.html

今、三宅島で「スポーツクライミング」が熱い!(2016年04月17日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/post-1401.html

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