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石崎ひゅーい 最新アルバム「花瓶の花」の裏側

石崎ひゅーい 最新アルバム「花瓶の花」の裏側

J-WAVE土曜20時からの番組「ALL AREA PASS」(ナビゲーター:藤田琢己)。5月21日のオンエアでは、ミュージシャンの石崎ひゅーいさんが登場しました。

石崎ひゅーいさんは、2012年にデビューした注目のシンガーソングライター。 一度聞けば耳に残るネーミングですが、“石崎ひゅーい”はなんと本名。デヴィッド・ボウイのファンだった母親が、デヴィッド・ボウイの息子のZowie(ゾーイ)をもじって命名したそうです。

そんなひゅーいさん、この度5月18日に3年ぶりとなるフルアルバム「花瓶の花」をリリースしました。番組では、関係者の方のコメントも交えつつ、「花瓶の花」の製作の裏側に迫りました。

まずは、このアルバムのエグゼクティブディレクター・須藤晃さんのコメントを紹介しました。須藤さんは、尾崎豊や玉置浩二、トータス松本などのプロデュースを務めており、ひゅーいさんとはデビュー前からの付き合い。その出会いについて、知り合いに「面白いバンドいるから」と言われ、見に行ったのがひゅーいさんの所属していたバンドだったと言います。一度聞いて「声にものすごく魅了された」そうです。

一方、ひゅーいさんは須藤さんを「人間として強烈な人。僕が出会った人間の中で一番」と評しました。歌詞の相談をすることが多いそうですが、須藤さんに相談することで、メンタルや考え方から大きく変わって歌詞まで変化することがあるそうです。

続いて、アルバム「花瓶の花」の10曲中7曲のエンジニアを担当した滝澤武士さんのコメントを紹介しました。今回のアルバムに収録されている数曲は、アルバムに収録されることが決まる前に制作されたものもあり、1曲1曲独立した音になっていたため、アルバムとしてまとまりのあるように見直す必要があったと言います。また、今回のアルバムについて「バンドサウンドが多いのですが、ロック一辺倒にはなっておらず、細かく聴くと、特徴的だし、時代感のある音色が入っている」と話し、音について「カテゴライズできない音色はひゅーいくん、そのもの」とコメントしました。

さらに、プロデュサーのトオミヨウさんは、表題曲にもなっている「花瓶の花」についてコメントしました。数年前、「花瓶の花」を初めて聴いた時の印象について、スタジオの休憩時間にひゅーいさんが弾き語りしていたのが耳に入ってきた瞬間に「なんかいい曲だな」と感じたと言います。また、付き合いも長く思い入れの深い曲でもあるそうで、何度も細かくアレンジを加えているそうです。例えば、サビの歌詞を聞かせるために、試しにサビだけテンポを落としてみたところ、今の形になったそうですよ。

そして、このアルバムの最後に収められている「天国電話」は、今は亡きひゅーいさんの母親に向けて作った歌だそうです。

藤田:曲を作る上で、お母さんの存在は大きいですか?

ひゅーい:そうなんですよね。僕、歌う対象物みたいなものがないと曲を思いつかないタイプだと思うんですよね。曲作りは自然の状態を目指してるので。自然の状態で出てくるのがこういう曲ってことは、母に対して歌うってのはずっとなんだなと思います。

曲を歌いながら泣いてしまうミュージシャンを見ると「泣くなよ」と思っていたひゅーいさんですが、この曲を練習している時は、思わず涙がこぼれてしまったそうです。石崎ひゅーいさんのニューアルバム「花瓶の花」。みなさんも大切な人を思い浮かべながら、聴いてみてはいかがでしょうか?

【関連サイト】
「ALL AREA PASS」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/allarea/

石崎ひゅーい ニューアルバムのPVに“あの人”が!(2016年04月19日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/pv.html

KANA-BOONツアー 裏側&貴重な音源を放送!(2016年04月22日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/kana-boon.html

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