シャルル・アズナヴールが歌う、移民の歌

J-WAVE月曜ー木曜14時からの番組「ACOUSTIC COUNTY」のワンコーナー「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」(ナビゲーター:西村由紀江)。今週のテーマは「シャルル・アズナヴールの歌の世界」。5月12日のオンエアでは「移民たち」という曲をシェアしました。

シャルル・アズナヴールは、1924年5月22日パリ生まれ。“シャルル・アズナヴール”というのは芸名で、本名は“シャアヌール・ヴァリナグ・アズナヴーリアン”。彼の両親はギリシャ経由でフランスへ渡ってきたアルメニアからの移民でした。

父はパリ6区でレストランを営んでいて、辺りは劇場街のため店はいつも音楽家やダンサー、役者など、ショービズ界で働く人たちで賑わっていたそうです。シャルル・アズナヴールは幼い頃からそういった人たちに囲まれ、両親も息子の興味をショービジネスの世界に向かわせました。そのため彼はこの芸名を10歳になるかならないかという頃には名乗っていたそうです。

エディット・ピアフに曲を認められて名を上げ、その後は自らヒット曲を次々と連発。さらには映画にも出演し、フランスの国民的大スターになっていったシャルル・アズナヴール。1986年リリースのこの曲「移民たち」で彼は自らのルーツについて歌いました。

この曲を聴き西村も「フランスは移民大国でパリは移民の街。最近、ヨーロッパは移民問題でどの国も揺れていますが、シャルル・アズナヴールはこの曲で、『移民たちが真面目に仕事に励み、移民たちがこの国を、街を育んできたのだ…』と力強く歌っています」と話しました。

【関連サイト】
「ACCOUSTIC COUNTY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/

ピアニストの西村由紀江 「音楽は人を笑顔にする」(2016年5月4日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1509.html

モーツァルトの曲におちゃめな歌詞をつけてみた!(2016年4月19日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/post-1421.html

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