東京の鉄道の未来 これから15年先の注目の路線は?

J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。5月2日(月)のオンエアでは、東京の鉄道路線の未来について、鉄道ライターの土屋武之さんに話をうかがいました。

先月7日、国土交通省が東京の鉄道整備の方向性を示す答申案を発表しました。これは「15年に一度」発表されるもので、今回の答申案に掲載されたのは全部で24の路線。中でも注目の路線は、京急蒲田とJR蒲田を結ぶ通称「蒲蒲線」と、都営大江戸線の延長。こちらは光が丘から東所沢を結ぶ埼玉延伸計画。また、中央区がまとめた銀座と有明を結ぶ地下鉄構想も掲載されました

これらの鉄道の整備が確実に約束されるわけではありませんが、今回の公表により、該当する地域関係者によっては、かねてからの悲願の“前進”を喜ぶ人たちもいます。これから15年間の東京の鉄道の未来予想図について、土屋さんは次のように分析しました。

「大規模な路線としては『羽田空港アクセス線』です。JRの貨物線を利用して、東京の都心方面から羽田空港まで、新しい空港アクセス線を建設しようとしています。りんかい線や京葉線と直通運転して、ディズニーランドや東京の東部、千葉方面からのアクセスが良くなると思います」

この計画は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合うかどうかで、また計画が変わってくると予想されています。一方、東京の地下鉄については?

「現在、地下鉄が通っていない品川に地下鉄を通すことが、現実化してくるのではないでしょうか。それから、地下鉄が通っていない日暮里にも注目していまして、ここになんらかの形で地下鉄が伸びてくるのではないかと思います」

新しい路線ができれば、人の流れも街の雰囲気も変わるかもしれません。東京の近未来がどのように変化するのか、注目したいですね!

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
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