プリンスの生まれ故郷・ミネソタ州からレポート

J-WAVE金曜の番組「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「FEATURE FOCUS」。4月22日のオンエアでは、プリンスの訃報を受け、アメリカに電話を繋いで現地の様子を聞いてみました。

21日、この世を去ったロックミュージシャン、プリンス。番組では、内容を急遽変更してプリンスの生まれ故郷であり、亡くなった自宅兼スタジオの「ペイズリーパーク」のほど近く、ミネソタ州セントポールの公共ラジオ「The Current」のミュージック・レポーター、Jay Gablerさんに電話を繋ぎました。

「本当にショックです。いつかはこの日が来るとは思っていましたが、まさかこういう形で来るとは思いませんでした。体調をしっかり管理しているアーティストですし…」(Jay Gablerさん、以下同)

自宅兼スタジオの「ペイズリーパーク」には、すでに情報を聞きつけた大勢のファンが集まっており、大混雑している様子。プリンスの思い出をシェアすべく、集まっているとのこと。

「プリンスの創造性の意義に関しては、音楽に多大な影響を残していて、ヒット曲の数々で皆さんの人生の句読点を示しているわけですよね。ヒットソングを作るだけの存在ではなく、ロックやPOPミュージックなどが分断されていた80年代、若いアーティストはジャンル分けをされることに悩んでいた時代において、プリンスは、はじめからそういう壁を打ち壊す存在でした。肌の色は関係なく受け入られ、どんな人もクリエイトして良いんだということを示した素晴らしいアーティストでした」

とても悲しい出来事ですが、ファンの人々は彼の人生を讃えようと動き出しているようです。

「彼がデビューしたクラブでは、交通を遮断したブロックパーティーを週末に行うことになって、プリンスをセレブレイトしようという状況になっています。橋を始めとして、街にあるさまざまなものがプリンスのイメージカラーであるパープルにライトアップされるという情報もつかんでいます。プリンスがいない世界って想像できますか? それと同じで、彼が遺したものをセレブレイトするべきだと思います」

今夜はプリンスの曲を聴いて、彼に思いを馳せてみませんか?

【関連サイト】
「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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