J-WAVE月曜~木曜昼の番組「BEAT PLANET」(ナビゲーター:サッシャ)のワンコーナー「HILLS AGENCY」。今週は“ココロオドルデアイ”をテーマに、人気モデルの水原佑果さんとサッシャが「この春楽しめる東京のデートスポット」を紹介しています。
4月19日(火)のオンエアでピックアップしたのは、4月23日(土)に六本木にオープンする「スヌーピー・ミュージアム」。このミュージアムのクリエイティブ・ディレクターを務める草刈さんにお話を聞きました。
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サッシャ:まずは、どんなコンセプトか教えてください。
草刈:スヌーピーたちが活躍するコミック「ピーナッツ」の原画を展示するのが、一番大切なところであり見所です。意外に原画のサイズが大きいんです。新聞に掲載されるときに小さいのですが、カレンダーぐらいの大きさがあったりします。
アメリカには本家のチャールズ•M•シュルツ美術館があるのですが、今回はその分館として、世界ではじめてオープンすることになり、何より手描きの味わいがわかる原画を見てもらう一番ステキな機会だと思います。
サッシャ:どんなものが見られるのでしょうか。
草刈:半年に1回、展覧会の中身を変え、今のところ2年半の期間限定オープンを考えているので全部で5回展覧会を行う予定です。オープン時は「愛しのピーナッツ。」というテーマで開催します。作者のシュルツさんは2000年に亡くなっているのですが“奥さまのジーンさんが大好きな原画を選ぶ”というのが1回目のテーマになっています。
サッシャ:シュルツさんをずっとそばでサポートされていた奥さんの思い出の原画、心にとめている原画を見ることができると!
草刈:ジーンさんは、チャールズ•M•シュルツ美術館の理事長をされているのですが、自分で絵を選んで展覧会をやるというのは、実は今回がはじめてなんです。
サッシャ:意外と本家でもやってない!?
草刈:ええ。展覧会としてふさわしいものって何だろうかとアメリカで議論していたときに、ふと誰かが「あなたが選んだらいいんじゃない?」って言ったんです。それってすごくステキだし、1回目にふさわしいと思って。なぜかというと、「ピーナッツ」のいいところって、70人以上のキャラクターがいて、それがみんなシュルツさんの分身だって言われているところ。自分が思っていることや、感じていることを、子どもの姿をしたキャラクターに託して、マンガであらわしているんです。ですので「スヌーピー以外にもいろいろいるよ!」というのを知っていただきたいなと。シュルツさんがどういう思いでキャラクターを描いていたのかとか、夫婦でしかしらないこととか、それから夫婦とか家族に対して捧げた作品があるとか。
たとえば、この原画は、1985年のバレンタインのときに、シュルツさんが奥さまのためにプレゼントしたもの。シュルツさんはマンガを描くときに、数週間前に仕上げる方で、それを通信社に事前に納品するのですが、現物が戻ってきますよね。その戻ってきたものに対してシュルツさんがカラーのサインペンで、色をつけて。もともと原画は新聞用なので白黒です。ここに小さくハートマークがあって“スパーキー”って書いてありますけど、これはシュルツさんのあだ名で「スパーキーからジーンへ」とメッセージを書いて、渡したんです。
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これは本家のミュージアム職員も知らなかったという、とても個人的な思い入れのある原画だそうです。このようなジーンさんセレクトの貴重な原画を見ることができるオープン記念展「愛しのピーナッツ。」楽しみですね♪
【関連サイト】
「BEAT PLANET」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/beatplanet/