J-WAVEが、いま注目するさまざまなトピックをお届けする日曜夜の番組「J-WAVE SELECTION」。毎月第2、第3、最終週がレギュラープログラムで、第2日曜は文化人類学者の竹村真一がゲストと共に、進むべき未来を提言する「SMBC EARTH TALK」、第3日曜は音楽家の小林武史が東日本大震災の被災地を訪れ、復興の現状をお伝えする「Hitachi Systems HEART TO HEART」、最終日曜は、ベンチャー企業や起業を志すイノベーターを支援するラジオプログラム「INNOVATION WORLD」をお届けしています。
4月10日(日)は、「SMBC EARTH TALK」(ナビゲーター:竹村真一)がオンエアされ、ロボットクリエイターの高橋智隆さんをゲストに迎えた竹村真一が、「人間とロボットの未来」について語り合いました。テーマは「アトムと友達になる方法」。人間のパートナーとして、ロボットはどう進化していくのでしょうか?
高橋さんは株式会社ロボ・ガレージ代表取締役。これまでに手がけてきたロボットは、グランドキャニオンの断崖絶壁を登った“エボルタ”、国際宇宙ステーションで若田光一さんと会話した“キロボ”など多数。そんな高橋さんがロボットクリエイターを志したきっかけは、「子どもの頃に鉄腕アトムの漫画を読んで、ロボットを作る科学者になりたいと思ったから。アトムというよりロボットを作るシーンが好きで、その描写に惹かれた。アトムだけじゃなくて脇役のロボットを作るシーンも好きだった」。
高橋さんは子どもの頃、両親の方針でオモチャをあまり買ってもらえなかったそうです。そもそも、もの作りが好きだったことから「レゴブロックとか画用紙を切って飛行機や車を作っていた。作り続けていると既製品よりも自分の理想のものができて、クオリティも既製品を超えてくる。そこから『ほしいものは作る』という感覚になってきた」と今の仕事の原点につながるエピソードを明かしてくれました。
また、現代のコミュニケーションツールといえば“スマートフォン”ですが、高橋さんは「スマホの未来は“人の形”じゃないか」と考えたそうです。「スマホは完成されてしまったが、唯一の欠点は音声認識。買って1週間は意地悪な質問をするけど、すぐに飽きちゃう。これは四角い箱に話しかけることに抵抗があるから。だから、人型にしたらしゃべるのではないか」と言いながら、胸元からロボット型のスマホを取り出しました。
そして、このロボットに高橋さんが「電話かけて」と言うと「誰に電話かける?」と返事が!!
「高橋さん」と告げると、「オッケー!」と言い、高橋さんの別の携帯電話が鳴りました! このロボット型スマホを竹村が受け取り通話してみることに。「こんな時代が本当に来るんでしょうか?」と笑いながら、目の前にいるのに電話で話す2人。
最後に「100年後に行けるとしたらどんな未来に行きたいですか?」という質問には、「ロボットに思い描いていた、人と一緒に暮らす、持ち歩いて話し合いながら一緒に暮らすロボットをなんとか浸透させたい。そして、次のイノベーションを起こす誰かが、次の形の何かを生んでいるんだろうなと思う。想像はできないが、テクノロジーは人間と密になって、それによって人間の暮らしも変わっているんだろうな」と語りました。
“夢物語”のように感じていた人間とロボットの共生は、実はそう遠くない未来に実現するかもしれませんね。
【関連サイト】
「SMBC EARTH TALK」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/special/earthtalk/
4月10日(日)は、「SMBC EARTH TALK」(ナビゲーター:竹村真一)がオンエアされ、ロボットクリエイターの高橋智隆さんをゲストに迎えた竹村真一が、「人間とロボットの未来」について語り合いました。テーマは「アトムと友達になる方法」。人間のパートナーとして、ロボットはどう進化していくのでしょうか?
高橋さんは株式会社ロボ・ガレージ代表取締役。これまでに手がけてきたロボットは、グランドキャニオンの断崖絶壁を登った“エボルタ”、国際宇宙ステーションで若田光一さんと会話した“キロボ”など多数。そんな高橋さんがロボットクリエイターを志したきっかけは、「子どもの頃に鉄腕アトムの漫画を読んで、ロボットを作る科学者になりたいと思ったから。アトムというよりロボットを作るシーンが好きで、その描写に惹かれた。アトムだけじゃなくて脇役のロボットを作るシーンも好きだった」。
高橋さんは子どもの頃、両親の方針でオモチャをあまり買ってもらえなかったそうです。そもそも、もの作りが好きだったことから「レゴブロックとか画用紙を切って飛行機や車を作っていた。作り続けていると既製品よりも自分の理想のものができて、クオリティも既製品を超えてくる。そこから『ほしいものは作る』という感覚になってきた」と今の仕事の原点につながるエピソードを明かしてくれました。
また、現代のコミュニケーションツールといえば“スマートフォン”ですが、高橋さんは「スマホの未来は“人の形”じゃないか」と考えたそうです。「スマホは完成されてしまったが、唯一の欠点は音声認識。買って1週間は意地悪な質問をするけど、すぐに飽きちゃう。これは四角い箱に話しかけることに抵抗があるから。だから、人型にしたらしゃべるのではないか」と言いながら、胸元からロボット型のスマホを取り出しました。
そして、このロボットに高橋さんが「電話かけて」と言うと「誰に電話かける?」と返事が!!
「高橋さん」と告げると、「オッケー!」と言い、高橋さんの別の携帯電話が鳴りました! このロボット型スマホを竹村が受け取り通話してみることに。「こんな時代が本当に来るんでしょうか?」と笑いながら、目の前にいるのに電話で話す2人。
最後に「100年後に行けるとしたらどんな未来に行きたいですか?」という質問には、「ロボットに思い描いていた、人と一緒に暮らす、持ち歩いて話し合いながら一緒に暮らすロボットをなんとか浸透させたい。そして、次のイノベーションを起こす誰かが、次の形の何かを生んでいるんだろうなと思う。想像はできないが、テクノロジーは人間と密になって、それによって人間の暮らしも変わっているんだろうな」と語りました。
“夢物語”のように感じていた人間とロボットの共生は、実はそう遠くない未来に実現するかもしれませんね。
【関連サイト】
「SMBC EARTH TALK」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/special/earthtalk/