6,000人を動員! 宗派を超えた“寺社フェス”ってなに?

J-WAVE平日夜の番組「JAM THE WORLD」のワンコーナー「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。4月19日(火)のオンエアでは、寺社フェス「向源」を主催する、天台宗常行寺の副住職、友光雅臣さんをお迎えしました。

友光さんは大学時代、ハウスやテクノ音楽を愛し、渋谷や六本木でDJなどをされていたそうです。

「その頃の思いもあって、若者に楽しんでもらいたい」と“寺社フェス”を企画。宗派を超えたイベントを開催するわけですが、そもそも宗派はいくつあるのでしょうか。

「仏教は伝統宗派で大きくわけて8つあると言われていますが、なかなか顔を合わせる機会はなかったんです。ウチの常行寺が品川の宿場町にありまして、東海道沿いということもあり、近所にお寺や神社がいっぱいあります。地域のなかでいろいろな宗派の方と知り合わせていただきまして。インターネットでも“座禅の指導が上手なお坊さん”などさまざまな方を調べて『寺社フェスを一緒にやりませんか』とメールを出してお願していきました」(友光さん)

寺社フェス「向源」がスタートした2011年の頃は70人程度のイベントでしたが、昨年には6,000人規模になりました。「神道と仏教は仲が悪そうな気がしますが」と心配する小黒に対して、友光さんは「神道と仏教は、明治時代以前はずっと一緒にやってきたんです。僕自身、天台宗比叡山で修行していたときにも『比叡山を守る神様が守ってくれているおかげで修行ができる』と聞いていました。その流れで、神仏習合で寺社フェスを開催するというのは、僕にとってはむしろ自然な形」と教えてくれました。

寺社フェス「向源」は、ボランティアで運営しています。お坊さん50~60人と神主さん10人程がお手伝いしているそうです。一般のボランティアは、昨年は300人が集まったそうですが、今年は500人くらい集まってもらえるとうれしいとのことでした。

天台宗常行寺副住職の友光さんのお話は、22日(金)まで続きます。お楽しみに!

【関連サイト】
「LOHAS TALK」オフィシャルサイト

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