料亭の味を再現する炊飯器、体温を察知するエアコン…注目の「すごい家電」

J-WAVE平日(月~木)の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「サンスター オーラツー MORNING INSIGHT」。3月29日のオンエアでは、最新の「すごい家電」に注目しました。

4月からの新生活で、引っ越しや一人暮らしで購入を検討するのが「家電」。そこで、先日発売された『すごい家電』の著者で、ITジャーナリストの西田宗千佳さんに、白物家電の最新技術を聞いてみました。

■料亭の味を再現する「炊飯器」
家電の中でも「壊れる前に75%が買い替える」(西田さん)という炊飯器。その理由は「おいしいご飯を毎日食べれると分かると買いたくなる」とのこと。実際に家電量販店などでは炊飯器で炊いたご飯を試食できることで、今は高級炊飯器の方が売れているとか。

ただ、「おいしいご飯」の定義は難しいところ。しかし、各メーカーが基準としているのが 「一流料亭の人が、かまどを使って土鍋で炊いたご飯が一番おいしい」というもの。最新の高級炊飯器は、どのようにして料亭の味をタイマーひとつで再現しているのでしょうか。

「中の温度調整を、一回炊飯するまでに数千回繰り返すんです。また、炊飯するとボコボコとでる『お粘』は、おいしいご飯のエキスが詰まっています。これを逃さないために、一旦炊きあがると、お粘を炊飯器の蓋にためてシャワーのように降らせ、ご飯全体を甘くするということをやっているんですね」(西田さん)

■体温を察知する「エアコン」
夏と冬に冷暖房で大活躍するエアコン。省エネは当たり前ですが、最近では自分で振動してエアコン内を掃除することで消費電力を抑えるものも登場。10年前のエアコンと今のエアコンを比べると消費電力が劇的に下がっており、「大きい場合は半分以下」なのだとか。さらに、最新エアコンはこんなすごい機能も。

「自分が寝ているときに、頭と足がどれくらい温度が違うか赤外線センサーで察知して、風の当て方を変えるんですね。そこに対して風が上手くまわるようにしてあげることで、部屋全体を一律に暖めるよりも、効率的に人間が暖かいと感じるようにできるんです」(西田さん)

う~ん、まさに「すごい家電」たち。自宅で料亭の味を味わえ、ホテルのような快適な空間を味わえてしまいます。最先端の家電によって日々の暮らしが豊かになることは間違いなさそう。家電の購入や買い替えを検討している方は参考にしてみては?

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