野菜や果物の香りを抽出、キッチンで作るアロマ蒸留水

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)の ワンコーナー「THINKING THE NEW STANDARD」。 2月8日のオンエアでは、一般社団法人「日本アロマ蒸留協会」の活動をご紹介しました。

「アロマ蒸留水」とは、野菜や果物などの香りを含んだ水を抽出したもの。 香り成分を持った植物を蒸留器に入れ、その香り成分を蒸気に溶け込ませることで作ることができます。 紀元前500年ごろ、ペルシャで始まったとされるこの技術。現代のキッチンで、手軽に取り入れることができるのだとか。

いま、この「アロマ蒸留水」を日常生活に活用していこうと呼び掛けているのが日本アロマ蒸留協会です。 代表の河内あつ子さんによると、アロマ蒸留水作りに、おすすめなのはセロリやショウガ、レモン、リンゴ、 イチゴなど。ただスーパーで手に入るものであれば何でも使って、試せるそうです。また、 蒸留後の残菜もジャムや料理にと、幅広く利用できることも利点に挙げています。

もともとはセラピストとして活動していた河内さんが、日本アロマ蒸留協会を立ち上げたきっかけはというと、 パリやテヘランなどで自分の庭やキッチンで蒸留し、それを飲料として飲んでいることを知ったこと。 精油にはない、その手軽さに驚いたと言います。

「簡単にお鍋でも作れるということから、自分で香りを作って、 さらには口に入れて感じるということができる、新しい考え方だなと思ったんです」(河内さん)

日本アロマ蒸留協会では、実際にキッチンでも使えるような蒸留鍋を有田焼で開発。 また、キッチンで蒸留後の残菜を食に活かすため、 料理研究家の方とともに香りを使ったレシピを開発するなどの活動を行い、 「アロマ蒸留水」作りの楽しさを広めています。

「香りというのは脳の本能にダイレクトに働きかけるものなのですが、 その香りを口に入れるという感覚がすごく面白いんです。 しかもそれを自分で作れるという手軽さ、また香りを作り出すワクワクする楽しみ。 香りを食に用いることも簡単で、食卓も豊かになります。 そんな自分で香りを作るすばらしさを発信していきたいと思います」(河内さん)

フィジカルにもメンタルにも効果がありそうなアロマ蒸留水。 ライフスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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