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美しきガラクタの世界に魅せられた「こっとう男子」が増殖中

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー 「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。1月25日のオンエアでは、じわじわと増えているという 「こっとう男子」に注目しました。

「こっとう男子」と呼ばれる、「こっとう」に魅了される若い男性が増えているのだそうです。 「こっとう男子」に詳しいフリーライターの斎藤あきこさんによると、このムーブメント、 もともとは関西でブレイクしたものらしいのですが、その波は確実に関東にもやってきているのだとか。 「こっとう男子」とは、従来の骨董収集家と呼ばれる人たちと何が違うのでしょう。

これまでの骨董というのは、目利きのための専門知識が必要で、 将来値が上がるかもしれないということを見越したうえで収集しなければいけないというものでした。 そのため、骨董を趣味とするためには、ある程度の経験と経済力が必要となり、 骨董収集家はおのずと年配の方に占められてきました。しかし、 「こっとう男子」が注目するのは、骨董よりも自由度の高い「ブロカント」と呼ばれるもの。

「ブロカント」はフランス語で「美しきガラクタ」という意味。 100年前のものを指す「アンティーク」よりも、さらにカジュアルなものなのだそう。 その対象となっているものはおもちゃや置時計、食器などなど。その商品の多くは、 若い店主たちがヨーロッパで開催される蚤の市、 フリーマーケットなどに足を運んで買い付けを行っているのだそう。

斎藤さんによると、美術的な価値はなくても、歴史があったり、 ストーリーがあったりするものが「こっとう男子」を惹きつけてるのだとか。 では、「こっとう男子」はどんなエリアに出没しているのでしょう。

「青山の国連大学前で毎週土曜日、 青山ウィークリーアンティークマーケットというのが開かれています。 また、恵比寿、西荻窪、目黒、吉祥寺、 日本橋などのエリアでも小さいブロカントなどを扱うお店があったりするので、 土日に気軽に買い物に行けるようなシーンがあると思います」(斎藤さん)

骨董やアンティークの従来の価値に縛られず、より自由な発想と審美眼で楽しめる 「ブロカント」の世界。実際にお店に足を運び見て触ることでしか得られない、 ものに秘められたストーリーと出会うのも魅力のひとつなのでしょうね。 世界にたったひとつの「美しきガラクタ」と出会いに街へ出かけてみては。

【関連サイト】 「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
オフィシャルサイト https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/dictionary/index.html

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