東京産「東京牛乳」の売上げ好調、オリンピックでも活躍?

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。1月19日のオンエアでは、「東京牛乳」に注目しました。

みなさんは普段、どんな牛乳を買っていますか? 都内でさまざまな牛乳が売られていますが、「東京牛乳」という牛乳をご存知でしょうか。これは、2006年に都内の酪農家と乳業メーカーが共同で開発した東京産の牛乳。最近では、都内のJAの直売所やスーパー、コンビニにも置かれるようになり、発売当初から比べると、その売り上げは2.5倍ほどに伸びているそう。

都内で牛乳が作られていることは、あまりイメージできないかもしれませんが、かつては東京23区内でも飯田橋などで酪農が盛んに行われていました。しかし、時代と共にその数は減少し、現在は1軒のみ。しかし、23区外の酪農家の数を合わせると、東京には現在46軒あり、その8割が東京牛乳に参加しており、毎日およそ750頭から牛乳が絞られているそうです。気になるそのお味は?

「甘さがあるし、牛乳のクセがない。さっぱりしています。東京の酪農家から工場が近いため、すぐに牛乳に製品化されるので、ダメージが少なく新鮮さが保たれているのかなと思います」と話すのは、生産に携わっている東京都酪農業協同組合の組合長、平野正延さん。「消費者と生産者の距離が近く、地産地消というか顔も見えるので、東京の方々に牛乳を飲んでもらえるのかなと思います」とも。

ちなみにこの東京牛乳は、牛乳としてだけではなく、サブレやラスク、アイスクリームにも使われており、その濃厚な味わいで人気となっているそうです。

さて、この東京産の牛乳。1963年の東京オリンピックには、選手村に卸されていたそうで、2020年の東京オリンピックでも各国のアスリートに飲んでもらおう、という計画が現在進行中だとか。楽しみですね。東京牛乳を見かけたら、そんな過去と未来に思いを馳せて、試しに1本買ってみてはいかがでしょうか?

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