元暴走族を作家に? 西原理恵子がついた大嘘とは?

J-WAVE土曜午前の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐・山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。5月9日のオンエアでは、作家でライターのゲッツ板谷さんが登場しました。

10代の頃は暴走族やヤクザの予備軍として過ごしていたという板谷さん。その後、心機一転、美術大学へ入るために予備校へ。そこで同級生だった漫画家の西原理恵子さんと出会ったことをきっかけにライターに。代表作に『タイ怪人紀行』『板谷バカ三代』『ワルボロ』などがあります。

結局、デザインの専門学校を卒業するも、デザインに向いてないことが分かっただけで、1年半をニートとして過ごす板谷さん。そんなとき、「あんたパチンコ打てるんでしょ」「ああ打てるよ」という会話から西原さんに連れていかれたのが、『パチンコ必勝ガイド』などを出版する白夜書房。そこで西原さんが編集部の人に大嘘をついたことが、ライターになるきっかけだったそうです。

「俺ぜんぜん文章なんて一行も書いたことないのに『この人は、実は色々な出版社の文芸nの新人賞のようなものの候補にあがってて、近いうちに絶対直木賞とかをとるんだけど、どういうわけかパチンコが大好きでしょうがなくて、だから今この人のことを雇えば絶対超お買い得だから、とにかくすぐ仕事を回したほうがいいよ』って」(板谷さん)

こうして、『パチンコ必勝ガイド』でライターとなった板谷さんの連載は、誌面で一番人気となり、無事終了。その後、『週刊SPA!』などで連載を持つことになります。まさに「嘘から出た実」のような話ですが、そんな板谷さんの自伝的小説『ズタボロ』が映画化され、現在公開中です。板谷さんの魅力もさることながら、西原さんの自由さに驚くエピソードでした。

【関連サイト】
「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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