野菜と果物の捨てる部分「食べなくてはいけない」くらい栄養豊富

J-WAVE平日(月~木)午前の番組「I A.M.」(ナビゲーター:藤原恵子)のワンコーナー 「SIGN OF THE TIMES」。11月20日のオンエアでは、 この秋に発売
された『皮ごと野菜レシピ63』(双葉者)を紹介しました。

捨ててしまいがちな野菜や果物の皮、種、ワタ、実の部分。 しかし、同書によれば、実は栄養と旨みの宝庫なのだそうです。 著者で料理研究家・栄養士・オリーブオイルソムリエとして、 食の分野で幅広く活躍されている青木敦子さんに話を伺いました。

「普段何気なく捨てている部分は、実は栄養の宝庫で『食べたほうがいい』ではなくて 『食べなくちゃいけない』くらい栄養が含まれているものが多いです。 たとえば、みかんは皮の部分にヘスペリジンというビタミンPが豊富に含まれていまして、 血管を丈夫にしたり血液をサラサラにする効果が、実の部分の3倍くらい含まれているんですね。 みかんの白いスジにもその成分が多いので、皮も摂取していただいた方が、 より栄養を多く摂取できます」(青木さん)

このような野菜や果物の皮からは、ビタミン、ミネラル、食物繊維、 抗酸化作用を持つファイトケミカルといった体内では作ることのできない 栄養素まで手軽に摂取できるそう。皮のほかにも、カボチャやゴーヤの種やワタ、 トウモロコシのひげ、ニンジンの葉、キノコの軸の部分などにも、 それぞれ栄養があるとか。

たとえば、今が旬のカボチャの場合、皮がついたまま食べることは多いですが、 ワタや種は捨てることが多いはず。しかし、種はコレステロールの上昇を抑え 、軽く炒って塩をかければ、お酒に合うヘルシーおつまみに。 ワタには美容やアンチエイジングに効果のあるベータカロテンが豊富に含まれているので、 細かく刻んで炒め物にしたり、スープやカレーに加えれば、 味も栄養もアップするそうです。これは目からウロコですね。

そんな良いことづくしの捨ててしまっていた部分。 栄養が摂取できる上に生ゴミも減り、まさに一石二鳥。今日からぜひ実践を!

【関連サイト】
「I A.M.」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/iam/

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