脅されて主演? 男役で女優賞受賞の森三中・大島

J-WAVE土曜午前の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐/山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。11月1日のオンエアでは、映画に男役で初主演を果たした、お笑いトリオ森三中の大島美幸さんがゲストに登場。撮影の裏側を話しました。

今回、大島さんが主演しているのが「福福荘の福ちゃん」という作品。大島さんは主人公の福ちゃんこと、福田辰男という32歳の男性役を演じます。初めて映画の話をもらった時には、どんな風に感じたのでしょうか。

「お話をいただいたのは、遡ること4年ぐらい前になるんでしょうか。監督がルミネtheよしもとの劇場に来てくださって、このお話をしてくださったんです。『大島さんにダメって言われたらやりません』って脅されて(笑)。こんなことを言ってくれる人はいないと思って『やります』と即答しました」(大島さん)

さらにクランクインの前には、監督からこんな印象的な手紙をもらったのだとか。

「クランクインする前に監督からお手紙をもらいまして、『我々が死んでもこの作品は残ります。だから恥ずかしくないものにしようと思っています。なのでついて来てください』って書いてあって。その前までは主演って言われて、プレッシャーもあってドキドキしていたんですけど、この監督についていけば大丈夫だと思えました」(大島さん)

そしてこの作品、カナダのモントリオールで開催されたファンタジア国際映画祭で、最優秀主演女優賞を受賞しています。男性役で女優賞という不思議な快挙の達成に、大島さんはこう話します。

「いやもう、びっくりしましたね。おっさん役で、女優賞?おもしれーなと単純に思いました(笑)。でもよくよく考えて、ファンタジア国際映画祭を調べてみたら、すごい賞なんだって、後からジワジワ解ってきた感じです。でもこれで皆さんに知っていただいて観ていただけたらなって、本当に嬉しく思いました」(大島さん)

そして今回、俳優の経験をして改めて仕事について感じたことがあると言います。

「芸人と俳優の仕事って真逆なんだなって思いました。芸人は『自分で考えた事、思い浮かんだものを言う瞬発力』が大切。でも俳優さんって監督の意向を尊重して、演じるときは『持続力』が大切なんですよね」(大島さん)

「福福荘の福ちゃん」は11月8日に公開とのこと。男性を演じる大島さんの姿、ぜひ見てみたいですね。

【関連サイト】
「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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