日本の大学の弱点強化「スーパーグローバル大学」のメリット

J-WAVE平日朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:
別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。
10月14日のオンエアでは、 「スーパーグローバル大学」というキーワードを
ピックアップしました。

先日、ノーベル賞を日本人研究者が受賞したことで話題となりましたが、 この日の放送では、世界的研究を生み出す日本の大学の今に注目。 先月末、文部科学省が「スーパーグローバル大学」なる大学37校を発表しました。 これは、日本の大学の国際競争力を高めるために 重点的に財政支援しようという政策なのだそうです。

大きく2つのカテゴリーに分かれており、1つは「トップ型」。 海外から優秀な教員を獲得し、世界大学ランキング100位以内を目指すというもので、 東京大学や京都大学など13校が選ばれています。 年間およそ4億円が補助されるそう。2つめは、 大学教育の国際化のモデルを目指す「グローバル化牽引型」。 全国24校が選ばれ、年間およそ1億7,000万円が補助されるそうです。 国際競争力を高めようというこの政策、そこにはどんなメリットがあるのでしょうか?

「世界中の大学は、常にランキングなど、そういうものに比較されています」と話すのは、 最新大学事情に詳しい進路作りプロデューサー・倉部史記さん。 特に有名なのが、イギリスの『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』という冊子。 この冊子によれば、近年、日本の大学は今、後退しているそうです。

「ここで名前が挙がるということは、優秀な学生・研究者・教員がやってきます。 あるいは、企業から受託研究の依頼が来たり、 寄付が集まったりと、いろいろな面でプラスになると思いますね」(倉部さん)

同冊子では、教育・国際性・産学連携での収入・研究・論文の引用度という
5つの項目でランキング付けされるのですが、日本の大学は「国際性」が、 ずば抜けて低くなっているそうです。この弱点を強化するため、 海外の専門家を招いたり、海外へ研究調査に行くための旅費に充てたり、 グローバル化を目的に補助金を使用するそうです。

「国際的な評価が上がることで、国からの予算や、 企業など外部からの資金が調達しやすくなって、結果的に、 日本の得意とする部分が光り続けることが期待できる」と、倉部さん。 「日本では少子化が進みますので、同じようなことをやっていると、 優秀な人が出てくる可能性って、当然下がってくるんですね。 今後、日本の大学は、日本人だけではなくて、 世界中の優秀な学生や研究者が集まるようにしないと、 世界の競争に勝てません。そういう意味でも、 今回のように国際性を高める施策は大事だと思います」とも。

ナビゲーターの別所さんは「世界中の若き優秀な頭脳が日本に集まって、 日本の良さを見つけてくれたら、親日派になって、 自らの国へ戻っていく・・・。これは最大の国を守る、国防にも繋がるし、 (日本の)プロモーション活動にもなりますよね」とコメント。 今後も、大学教育のグローバル化に期待です。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

関連記事