アナウンサー吉川美代子が教える「愛される話し方」

J-WAVE日曜の番組「SAISON AMERICAN EXPRESS CARD VINTAGE GARAGE」 (ナビゲーター:ロバートハリス)。
8/17のオンエアでは、アナウンサーの吉川美代子さんが登場しました。

TBSのアナウンサーとして37年と2カ月間、活躍してきた吉川さん。
この春に定年退職しましたが、報道の仕事が長かったため「何かあったら夜中に呼び出される」という責任感がずっとあり、 退職した夜は、今まで背負って来た重荷がスーっと抜けていったと言います。

吉川さんの著書『アナウンサーが教える 愛される話し方』では、社会生活において、ちょっとした一言で、 余計な摩擦を生まずにスムーズに生きることができる秘訣を綴っています。 若いアナウンサーや、アナウンサー志望の人に話し方を教える際には、「原稿の文字を音に変えるだけじゃダメだよ。中身を伝えるのがアナウンサーの仕事」 と教えているそうです。政治などの基本的な知識を身につけることはもちろん、 渡された原稿が、耳で聞いたときに分かりやすい言葉の並びになっていないとき、それを理解して分かりやすく直せるかどうかなどが大切だとか。

また、交通事故のニュースは、いつ・誰が・どうした、という5W1Hの一番基本の
話し方だそう。 吉川さんは、アナウンサーに一度原稿を読ませたあと、原稿に書いてあることを図解にして解説させることで、 現場の位置関係などを理解させます。
図解で解説させた後のアナウンサーは、とても分かりやすい原稿の読み方をするのだそうです。

“声は人格そのもの”と話す吉川さん。声はその人のオンリーワンのもので、その人がどのような人生を生きてきたか表していると言います。
吉川さんのアナウンサーとしての真っ直ぐなこだわりが、その声から聞き取れたオンエアでした。

【関連サイト】
「SAISON AMERICAN EXPRESS CARD VINTAGE GARAGE」
オフィシャルサイト http://www.j-wave.co.jp/original/vintagegarage/

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