岡田准一 憧れの漫画家・井上雄彦に質問攻め

J-WAVE の特別番組「NISSAY FINDING THE HAPPINESS~GROWING REED SPECIAL~」(ナビゲーター:岡田准一)。
7月21日のオンエアでは、ゲストに漫画家の井上雄彦さんが登場しました。

憧れの人である漫画家の井上雄彦さんと7年ぶりの対面となった、
ナビゲーターの岡田准一さん。
オンエアでは冒頭から岡田さんの質問攻めとなりました。

「なんか、雰囲気が変わりましたよね。以前、お会いしたときは求道者って感じのイメージが強かったんですが、優しい感じになりました。何かあったんですか。なんで優しくなったんですか」(岡田さん)

「いやあ、年を取ると丸くなるという、そういう一般的な理由じゃないかと思うんですけど。あとは最近、園芸店に行っているときが一番楽しくて。昔は、園芸店なんて、全く目に入っていなかったんですけど、今は街を歩いていて、園芸店を見かけると入りたくなるという。 ゴーヤとか、トウガラシとか、枝豆とか、ハーブとか、いろいろ育てています」(井上さん)

「井上さんは、2010年末から、ツイッターで『Smile』を発信しています。
きっかけには何かあったんですか」(岡田さん)

「『Smile』を配信し始めたのは、個人的に、ちょっとキツイ時期で。初めて書いたのはバガボンドの構想を練っているときでした。そのときに、自分を力づけるじゃないけど、笑った顔というのをいくつか描いてみたんです。 笑顔を描く自分もそうだし、描いたものを見た自分というのも、ちょっと気が楽になるというか、そんなことがあって。今、自分と同じように、気持ちが落ちている人というのは、当然、世の中にいるだろうと思って。 一人二人でもいいから、それを見て、ちょっと気持ちがクスッとなったりとか、ちょっと気が楽になるみたいなことがあるかもなと思ってアップしたんです。それが始まりです」(井上さん)

「今、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで『建築家・ガウディ×漫画家・井上雄彦』という特別展が開催されています。これもなんか、遅れるんじゃないか、みたいなニュースがありましたが、大丈夫だったんですか」(岡田さん)

「失礼だな、そのニュース(笑)。でも、実際、本当にチームの人たちはもう本当に気が気じゃなかったと思うんですけど、内覧会開幕前日に無事、完成しました。間に合いました。前日じゃだめなんですけどね、本当は」(井上さん)

「展示される絵の中でガウディの2メートル四方の大きなカットがあります。これはすごいですね、深い。この顔はどういうつもりで描いたんですか」(岡田さん)

「どういうつもりで……。この顔は、年取ったガウディなんですけど、サグラダ・ファミリアの建築に自分の全てを捧げるようになったガウディのつもりで描いたんですけど。その絵を描いていたときは本当、楽しかった。 この絵は、日程の最初のころから手を入れているんですけど、途中で難しくなったり、ちょっとわからなくなったりして、ああ……とか思っているときには、必ずこの絵の前に行って、手を入れるんです。 そうすると気持ちよくなってくるというか、楽しいんです。それで何とかもっていたという感じですかね」(井上さん)

「最後に幸せってなんですか?」(岡田さん)

「幸せというのは、その瞬間にありがたいと思えることじゃないですかね。なんであっても。今、ここにいることであったり、一つひとつの機会であったり、経験のことをありがたいと思えるということじゃないでしょうか」(井上さん)

ファンである井上さんの核心に迫りたいという岡田さんの熱意と、それに真摯に応えようとする井上さんの優しい人柄が垣間見られたオンエアでした。

【関連サイト】
「NISSAY FINDING THE HAPPINESS~GROWING REED SPECIAL~」
オフィシャルサイト http://www.j-wave.co.jp/holiday/20140721_sp/

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