W杯公式使用球「ブラズーカ」は日本選手に有利?

J-WAVE平日(月~木)昼の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。6月12日のオンエアでは、W杯の公式使用球「ブラズーカ」を紹介しました。

ついに今日から開幕した2014 FIFA ワールドカップ ブラジル大会。ワールドカップといえば毎回、新しいボールが制作されて話題になりますが、今大会の公式使用球は、選手がよりプレーをしやすいように改良された「ブラズーカ」というボール。

筑波大学サッカー部の総監督で、スポーツ工学の第一人者・浅井武さんによれば、「ブラズーカ」は6枚の十字形のパネルから成っており、十字形が手裏剣の形に似ていることから「忍者の知恵」などと言われているそうです。時速50キロ~80キロ付近での空気抵抗が低いため、ミドルバスや近いパスの飛びがよく、パスサッカーを得意とする日本のサッカーに向いていると考えられているとか。

さらにこのボール、去年の夏に開幕された世界の主要リーグには導入が間に合わなかったのですが、今年3月に開幕したJリーグでは導入が間に合ったとのこと。つまり、世界に先駆けて日本の選手は「ブラズーカ」に慣れ親しんできたということになります。

さらに今回、本田選手が履くスパイクは、ボールとの摩擦を調整することで縦回転がかかりやすくなっており、フリーキックの際には壁を越えてグッとゴールに落ちるようなボールが蹴りやすくなるとか。

日本の初戦は6月15日のコートジボワール戦。ボールやスパイクなど、サッカー道具のテクノロジーの力も見れる試合となりそうですね。

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