J-WAVE 平日(月~木)夕方の番組「KIRIN ICHIBAN SHIBORI ONE AND ONLY」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)。6月18日のオンエアでは、漫画家のヤマザキマリさんがゲストに登場しました。
ヤマザキさんは、古代ローマを舞台に日本の銭湯文化を描いたマンガ『テルマエ・ロマエ』の作者。このマンガは手塚治虫文化賞短編賞などを受賞し、2度にわたり映画化もされるほど大ヒットしました。オンエアでは、ヤマザキさんの漫画以上の波乱万丈な人生について伺いました。
イタリア在住中に、イタリア人詩人と大恋愛ののち、シングルマザーとなったヤマザキさんですが、のちに、『テルマエ・ロマエ』のインスピレーションを得ることとなる、古代ローマおたくのイタリア人男性と結婚されています。この結婚、かなりユニークなアプローチがあったといいます。
お相手は、ヤマザキさんが14歳のときに単身イタリアへ渡って以来、お世話になったマルコ爺さんという方のお孫さんにあたるイタリア人。マルコ爺さん亡きあと、たまたま、マルコ爺さん宅を訪れたヤマザキさんは、そのお孫さんと古代ローマの話で意気投合。その後、連日、ラブレター攻勢を受けたのだとか。そのラブレターの厚さ1㎝! ついに1度会っただけにもかかわらず、当時34歳のヤマザキさんは14歳年下の20歳の大学生だったご主人と結婚。かなり思い切った決断だと思いますが、決め手はなんだったのでしょう。
「実人生ではめったに出会うことのできない、生きている面白い人だなと思いました。チェスの駒のように、運命にさからわないで飛び込んでみるのも面白いのかなと思って」とマザキさん。
基本はすごくポジティブなんでしょうね。保守性とは無縁で、未知の領域が全く怖いタイプだというヤマザキさんは、仕事も“やりたいものだけ”引き受けるようにしているのだとか。でも、もしもやりたい仕事しかやっていなかったら、自分の気付かない領域には行けないのではないのでは? どうやって、人生をデザインしているのでしょうか。
「信じているのは直感力です。仕事にしても、例えば、全くボランティア的なものだとわかっていても、どうしても、これは行きたいというものがあれば、そっちに行くようにしています。それはその時の感覚というか。やっぱり、経験値がその感覚を研ぎ澄ましてきたんでしょうね。いろいろな人に騙されたり、一度は倒産を経験したり。フルに感情を使ってきて、経験値もある程度高めておくと、感覚も結構、信頼できるものになっているんですよ。わりとその感覚が間違っていなかったりするんで。やっぱり、そのために、今まであった苦労なのかなと。ありとあらゆることをやってくると、雰囲気的にこれはたぶん、自分にとって、エネルギーの供給になるものかどうかというのは、自然に認識できるようになっていると思います」(ヤマザキさん)。
自分に正直に、面白いと思えることに果敢に飛び込んできた人生を経てきたからこそ、『テルマエ・ロマエ』という傑作も生まれたんでしょうね。人生も漫画も、何が起こるかわからないから面白い、そんなふうに思えるオンエアでした。
【関連サイト】
「KIRIN ICHIBAN SHIBORI ONE AND ONLY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/oneandonly/
ヤマザキさんは、古代ローマを舞台に日本の銭湯文化を描いたマンガ『テルマエ・ロマエ』の作者。このマンガは手塚治虫文化賞短編賞などを受賞し、2度にわたり映画化もされるほど大ヒットしました。オンエアでは、ヤマザキさんの漫画以上の波乱万丈な人生について伺いました。
イタリア在住中に、イタリア人詩人と大恋愛ののち、シングルマザーとなったヤマザキさんですが、のちに、『テルマエ・ロマエ』のインスピレーションを得ることとなる、古代ローマおたくのイタリア人男性と結婚されています。この結婚、かなりユニークなアプローチがあったといいます。
お相手は、ヤマザキさんが14歳のときに単身イタリアへ渡って以来、お世話になったマルコ爺さんという方のお孫さんにあたるイタリア人。マルコ爺さん亡きあと、たまたま、マルコ爺さん宅を訪れたヤマザキさんは、そのお孫さんと古代ローマの話で意気投合。その後、連日、ラブレター攻勢を受けたのだとか。そのラブレターの厚さ1㎝! ついに1度会っただけにもかかわらず、当時34歳のヤマザキさんは14歳年下の20歳の大学生だったご主人と結婚。かなり思い切った決断だと思いますが、決め手はなんだったのでしょう。
「実人生ではめったに出会うことのできない、生きている面白い人だなと思いました。チェスの駒のように、運命にさからわないで飛び込んでみるのも面白いのかなと思って」とマザキさん。
基本はすごくポジティブなんでしょうね。保守性とは無縁で、未知の領域が全く怖いタイプだというヤマザキさんは、仕事も“やりたいものだけ”引き受けるようにしているのだとか。でも、もしもやりたい仕事しかやっていなかったら、自分の気付かない領域には行けないのではないのでは? どうやって、人生をデザインしているのでしょうか。
「信じているのは直感力です。仕事にしても、例えば、全くボランティア的なものだとわかっていても、どうしても、これは行きたいというものがあれば、そっちに行くようにしています。それはその時の感覚というか。やっぱり、経験値がその感覚を研ぎ澄ましてきたんでしょうね。いろいろな人に騙されたり、一度は倒産を経験したり。フルに感情を使ってきて、経験値もある程度高めておくと、感覚も結構、信頼できるものになっているんですよ。わりとその感覚が間違っていなかったりするんで。やっぱり、そのために、今まであった苦労なのかなと。ありとあらゆることをやってくると、雰囲気的にこれはたぶん、自分にとって、エネルギーの供給になるものかどうかというのは、自然に認識できるようになっていると思います」(ヤマザキさん)。
自分に正直に、面白いと思えることに果敢に飛び込んできた人生を経てきたからこそ、『テルマエ・ロマエ』という傑作も生まれたんでしょうね。人生も漫画も、何が起こるかわからないから面白い、そんなふうに思えるオンエアでした。
【関連サイト】
「KIRIN ICHIBAN SHIBORI ONE AND ONLY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/oneandonly/