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アンジーも受けた「遺伝子検査」の落とし穴とは

アンジーも受けた「遺伝子検査」の落とし穴とは

J-WAVE 平日(月~金)夜の番組「JAM THE WORLD」(水曜ナビゲーター:堤未果)のワンコーナー「CASE FILE」。3月12日のオンエアでは、経済産業省が今年末を目処に指針づくりを始めた「遺伝子ビジネス」にフォーカスしました。

昨年5月、米女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、乳がん予防のために両乳房を切除し、再建手術を受けるきっかけになった「遺伝子検査」。当時、日本でも話題になりましたが、最近では検査キットを安く購入できたり、インターネットから申込みできたりと、とても身近になっているようです。

アンジェリーナさんの場合は、遺伝子検査で将来乳がんになるリスクが87%という診断を受け、発症前でありながら手術を受けたわけですが、業者がビジネスで提供している最近の検査には、科学的な根拠が乏しいにもかかわらず、科学的に有用な検査であると勘違いされたまま、ビジネス主導で販売されているものもあるのだとか。

「消費者にどのように科学的根拠を伝えるか、日本人の集団でその遺伝子が関係することが確認されているか、複数の人でその情報が正しいと評価されているかなど、消費者からみて科学的に信頼できるかどうかわかるように説明事項を増やすことが議論されています」と、東京大学医科学研究所教授の武藤香織さんは今回の指針づくりについて説明してくれました。

遺伝性疾患の治療に役立つだけでなく、将来的は自分たちのもつ才能や寿命までわかるかもしれない、と大きな期待を寄せられている遺伝子検査。消費者である私たちも、正しく理解してうまく利用したいものです。

【関連サイト】
「JAM THE WORLD」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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